失われた輝きを 3【fate×ヒロアカ】 (ページ45)

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英雄139話ページ45

剣城side

角「ブラドティーチャーによるゥと、後期ィはクラストゥゲザージュギョーアルですミタイ。楽シミしテマス！！」

拙い日本語に思わず目を上げる

上「留学生さんなのね～！」

角「剣城サン！」

剣「は、はいっ」

頭に綱を生やしたどう見ても外国人な彼女は濃い目の金髪を揺らしながら私の手を掴んできた
うーん…発音とか訛りからイギリスではないな。

角「アナタも海外からキタと聞くマシタ！仲間がイテウレシイデス！ぜひ仲良くしまショウ！」

思いもよらぬ出来事に目を大きくなる
確かにお互い留学生、一番話が合うと思う。

剣「はい！こちらこそよろしくお願いします！」

角「ワタシ角取ポニーデスよ！」

軽く自己紹介をしていると物真くんがポニーちゃんに何やら耳打ちをする
耳打ちが終わるとみんなの方を向いて

角「ボコボコォに打ちのめしてヤンヨ！」

その場は凍りついた。

　ーーーーー

共有スペースでは、みんながインターンについて話していた
この取り残されてる感は否めない。仮免許を持っていない私には雲の上の話だ
ついこの前までは同じ線状を歩いていたのに、溜め息が溢れる

轟「A」

剣「何ですか？」

不意に名前を呼ばれてそちらを向くと、パシャっという音が鳴る
一瞬眩しい光に包まれて目を開けると焦凍くんがスマホを満足気に見つめていた

剣「何をしたんですか？」

轟「写真を撮った」

剣「……何故？」

スマホから顔を上げてこちらをじっと見つめてくる
似たような状況が以前にもあって懐かしくなってくる

轟「お母さんと姉さんがAを見たいって言うから送ってやりたいんだが、いいか…？」

剣「え！？ちょっ、今の写真をですか？！」

心情を一切顔に出さずに「ああ」と呟く彼のスマホを覗く
まさかのブレブレだった。良かった送る前に確認して

剣「そんな大事なことは撮る前に言って下さい！大体めちゃくちゃブレてるじゃないですか！」

轟「わ、悪りぃ…あまり写真を撮ったりしなくてな」

剣「私も全然分からないんですが…取り敢えずこの写真はダメです！」

みんなはよくカメラを内側にしてじどり？というものをしているが、どこを触ったらあの機能が出るのだろうか
二人でスマホを触って思案しているとみんなが寄ってくる

耳「良かったらうちらが撮ってあげるよ」

葉「並んで並んで！」

「え？」と言葉を発する暇もなく機械音がなり、私は焦凍くんに肩を引き寄せられた
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