失われた輝きを 3【fate×ヒロアカ】 (ページ34)

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英雄128話ページ34

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とうとう何も見えなくなった
耳も微かにしか聞こえない

こんな…所で、負けるのか…？
また助けられて…何も出来ないなんて…

焦凍くんが迷ってる…助けなくては…！

動け！今落ちるわけにはいかない！！

朦朧とする波の狭間で、誰かの声が聞こえた

『ーーー助けたいか？』

聞き覚えのあるその声にハッとした。

『私なら、お前を助けてやれる』

本当に…？

『ああ…私と変われば、な』

でも、何故あなたがそんなことを…

『私もお前だ。協力するのは当たり前だろう』

『それに、一度変わればお前も私がお前だということに気付くだろう』

どんだけ不審に思っていても、この時ばかりは頼らずにはいられなかった。

本当に任せて大丈夫なのか…

『安心しろ。昨日の敵は今日の味方だ

今回は協力プレイでいってやる』

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このまま何も出来ないよりはいいと思った

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剣「お、…ねがい…！！」

お願い、敵を倒して。

身体の全細胞で強く訴えた

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『了解した』

その声が聞こえると共に、体からまるで炎が出ているように全身が熱くなった

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攻撃音が鳴り止まない戦場で少女は目を覚ます

『さあ、久しぶりにひと暴れするか…』

ニヤリと不敵に笑い、その手に黒く染まった剣を出した

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