失われた輝きを 3【fate×ヒロアカ】 (ページ22)

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英雄116話ページ22

剣城side

剣「ん…」

麗「Aちゃんおはよー！」

剣「おはようございます」

麗「眠そうやね、どした？」

朝ごはんを持ったお茶子ちゃんが隣に座る

剣「あまり寝た気がしなくて…」

轟「A、パン食うか？」

剣「いただきます」

焦凍くんから施しを受ける私を見てお茶子ちゃんが呆れたように笑う

瀬「朝っぱらから甘やかしてんなぁ！」

麗「瀬呂くん！」

さらに人が加わり賑やかになる
すると焦凍くんが思い出したように話しかけてきた

轟「昨日の夜俺たちが戻ってきた時どこに行ってんだ？」

身に覚えのないことを聞かれて疑問符が飛び出る

蛙「私も見たわ。夜中にトイレに行こうと起きたらAちゃんが共同スペースの方に歩いて行くのを」

昨日はあの後寝たしなぁ…思い当たる節がない

麗「覚えてないん？」

剣「ん～…全く覚えてないです…」

瀬「ドッペルゲンガーじゃね？！」

急に席を立って大声を出す瀬呂くんにみんな注目する

飯「そんなわけないだろう。見間違いか剣城くんに徘徊癖があるだけだ」

剣「さらっと酷いこと言いますね」

結局有耶無耶のまま、学校へ行く

　ーーーーーー

相澤先生の「必殺技を作れ」という一言で私たちはグランドγへ来ていた

セメントス先生に作って貰ったそれぞれの練習スペースで技を考案するみんな

私には必殺技というか、宝具があるからどうしたものかと困っていると

オ「やあ、剣城少女！捗ってるかい？」

腕にギプスを着けたオールマイトが来た

剣「必殺技は既に結構あったので中々新しいのが浮かびません」

オ「君の必殺技は個性状全て派手だ」

オ「だったら相手を巻いたりするトリッキーなものを作ったらどうだ？」

確かに…！力の消耗が激しい分派手な必殺技を連発は出来ない。インビジブルを利用した何かが欲しい…

オールマイトにお礼を言ってエクトプラズムに向き直る

例えば期末の時にギャラハッドに使った小手騙しのような。インビジブルは自分にはかけられない。

物にかけられる時間も長くはない
短い時間でたくさんの物を透明に出来たら相手に気付かれずに攻撃出来るかも

見えない剣＋見えない飛び道具がベスト

とりあえずそこら辺にあった砕けたコンクリートの破片を握る

目をつぶって力を込めると青いモヤで見えなくなった

これ一つでは軽々と避けられるから大量生産出来るように