失われた輝きを 3【fate×ヒロアカ】 (ページ20)

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英雄114話ページ20

剣城side

峰「男子だけが言われっぱなしってのは変だよなぁ
お部屋＂披露＂大会っつったよな？」

みんなが峰田くんに注目する

峰「なら当然、女子の部屋も見て決めるべきなんじゃねーのか？誰がクラス一のインテリアセンスの持ち主か…全員で決めるべきなんじゃねーのか？！」

どうやら私たちの容赦ない絶剣が、男子の闘争心に火をつけたらしい

轟「ねみぃ…」

剣「しっかりして下さい、重いです…！」

こうして私たちやる気のない者まで巻き込んだ『第一回A組ベストセンス決定戦』が幕を上げた

in切島部屋

切「女子にこの男らしさは分かんねぇぞ？」

筋トレ器具など、なんとも暑苦しい部屋だった
案の定女子からは辛辣な評価を受けていた

in障子部屋

障「何も面白い物はないぞ」

芦「面白い物どころか！」

必要最低限の物しか無かった
幼い頃から物欲がないらしい

in瀬呂部屋

麗「素敵ー！」

耳「こういうの拘るやつだったんだ」

瀬「フッ…ギャップの男瀬呂くんだよ？」

剣「アジアンですね！」

轟「そっち系の方が良かったか…？」

「へ？そっち系？」と聞き返すも「次は轟さんの部屋ですわね！」とみんな出て行く

in轟部屋

轟「さっさと済ましてくれ、ねみぃ」

扉が開かれた先を見て全員驚愕する

芦「和室だー？！」

上「作りが違くね？！」

なんと彼の部屋だけ畳が敷かれ、作りが違かった

轟「実家が日本家屋だからフローリングは落ちつかねぇ、それに…
剣城はこういうのが好きだろ？」

あっさり言ってのける彼に驚きが隠せない

上「理由がカッケーなおい！」

峰「当日即リフォームってどうやったんだ？！」

轟「頑張った」

うん…頑張ったんだね…
感服していると焦凍くんがこちらに来る

轟「お前のために頑張った」

同じことを繰り返すから「凄いですね」と褒めるが不満そうな顔をする

轟「さっき、瀬呂の部屋も褒めてた…」

拗ねた顔をされてハッとする

剣「私！畳に憧れていたので感動しました！
今度遊びに来てもいいですか？」

こちらをチラリと一見した後、照れたように「ああ…」と笑ってくれた
焦凍くんでもそういうこと言うのか…！

芦「イケメンハイスペック彼氏とか羨まー！」

砂「イケメンはやることがちげぇなー」

みんなは廊下へと出て行き次の部屋に移動する

in砂糖部屋

砂「まあ、つまんねぇ部屋だが…」

切「轟の後は誰でもそうだぜ」