英雄111話 ページ17
剣城side
1-Aは真新しい寮の前に集まっていた
相「無事にまた集まれて何よりだ」
瀬「みんな入寮の許可下りたんだな！」
麗「Aちゃん家の家庭訪問はどうやったの？」
剣「わざわざ向こうまで行くわけにはいかないので電話です」
折角学校までの道のりを覚えたのに…と些か不満はあるが、学校近くの方が都合もいいだろうと判断したのだ
相「さて、これから寮について軽く説明するが、その前に一つ。当面は合宿中にとる予定だった仮免取得に向けて動く」
そういえばそうだった
合宿は中止になったから…
相「切島、轟、八百万、緑谷、飯田
この5人はあの晩、あの場所へ爆豪救出に赴いた」
和やかだった雰囲気が一気に凍りついた
相「その様子だと、行くそぶりはみんなも把握していたと…」
相「色々棚上げした上で言わせてもらうが…
オールマイトの引退が無けりゃ俺は、爆豪、耳郎、葉隠、剣城以外全員除籍処分している」
そ、そんな…
相「行った5人はもちろん、把握していて止められなかった12人も理由はどうあれ俺達の信頼を裏切ったことに変わりない」
相「正規の手続きを踏み、正義の活躍をして信頼を取り戻してくれるとありがたい
以上！中に入るぞ、元気に行こう」
いや行けないわ！俄然下がったわ！
みんなお通夜のような顔をする
その時、爆豪くんが上鳴くんを連れて何処かへ行く
放電の火花が散って戻ってきた上鳴くんはアホになっていた
爆「いつまでもしみったれられると！こっちも気分悪りぃんだ！」
爆豪くん…わざとみんなを明るくさせようと…
上鳴くんにみんなが釘付けになってる間の2人のやり取りに心がほっこりする
切「みんなすまねぇ！詫びにはならねぇけど今夜はこの金で焼肉だ！」
剣「肉！！」
麗「Aちゃんは程々にね…」
すっかり元のA組に戻って寮に入って行く
剣「緑谷くん」
緑「剣城さん！」
剣「あの夜迷惑かけてすみませんでした！
暴走を止めようとしてくれてありがとうございました」
緑谷くんが私のことをドキマギしながら見てくる
頭にはてなマークを浮かべていると
緑「あっいやごめん！なんかあの時とギャップが凄すぎて…！」
剣「ギャップ…？」
麗「確かに！なんかあの時のAちゃんはラスボスの風格やった！」
尚も首を傾げていると他のみんなも入ってくる
切「なんか剣城めちゃくちゃ強かったらしいな！」
芦「常闇が破壊神って言ってた！」
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か - 物真ではなく物間くんですよ (2020年8月2日 16時) (
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作者名：酸辣湯麺 | 作成日時：2020年4月15日 17時
