英雄8話 ページ10
剣城side
？「はい、静かになるまでに8秒かかりました。
時間は有限、君たちは合理性に欠くね」
先生だろうか？だとしたらとても失礼なことを思ってしまった。男の人は寝袋を脱ぎ、教室を見渡すと
？「担任の相澤消太だ。よろしくね。」
相「早速だが、これを着てグランドに出ろ」
ーーーーーー
グランドに出た私たちはどうやら入学式には出席せず、個性把握テストをするようだ。
顔がまるで敵な少年が「死ねェ！！！」と叫び、掌を爆発させてありえないような記録をボール投げで叩き出した。
そして、何より、このテストで最下位は除籍…甘く見ない方がいい。
その時、誰かに肩を叩かれた、振り向くと金髪の少年が立っていた。
？「やっぱり！あの時の女神様！！」
満面の笑みでこちらを見る少年に見覚えはない。
女神とは何のことだろう。こちらが戸惑っているのに気づいたのか、少年は少し慌てて
？「俺だよ！俺！上鳴電気！！実技試験の時に君に助けてもらった！！覚えてない？！」
私があの時助けたのは一人しかいない。必死のあまり顔をよく見ていなかった。
剣「あの時の人でしたか！私は剣城Aです。あの後は倒れてしまってすみません。お怪我はありませんか？」
すると彼は手を目と胸に当て、悶えながら
上「くぅっ！超いい子！！聖女様だった…！！」
？「何何？！聖女？！どういうことだよ！」
突然乱入して来た赤髪の好青年は「俺は切島鋭児郎だ！よろしくな！」と爽やかに挨拶をしてこれまた爽やかに笑った。
上「この子だよ！俺を助けてくれた聖女様ってのは！」
聖女と呼ばれているのは些か恥ずかしいが切島くんは肩を掴んできて
切「お前か！話は聞いたぜ！漢らしいな！！」
と称賛してきた。
嵐のように去って行った二人を見つめながら、始めの種目、50メートル走の作戦を立てる。
スタート地点に並んで目を閉じる、インビジブルエアを応用したストライクエアを後ろに向けて思いっきり放つ、青白い風が渦を巻きながら背中を押し、とてつもない強風でゴール地点まで一気に吹き飛ばされた。
結果を見ると、約5秒
周りの皆が何が起こったんだと言う表情で私を見つめてくるが、その後の種目も難なく乗り越え、とうとう残すはボール投げだけになった。
順番が回ってきて円の中に立つ。このままストライクエアでゴリ押ししてもいいのだが、それよりも距離を伸ばす方法がある。
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酸辣湯麺(プロフ) - 桜空さん» すみません！ありがとうございます！すぐ直しておきます。 (2020年4月8日 1時) (
レス) id: 766e03f12d (このIDを非表示/違反報告)
桜空(プロフ) - 12話の緑谷くんのセリフで麗日さんが麗さんになってます！ (2020年4月7日 23時) (レス) id: 1d90d43033 (このIDを非表示/違反報告)
酸辣湯麺(プロフ) - 夏終朝凪さん» コメントありがとうございます。すみません！即刻直します！これからも誤字脱字などがあると思いますが、是非ご指摘下さい！ (2020年4月7日 17時) (レス) id: 766e03f12d (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - コメント失礼しますm(_ _)mとても面白いのですが、雷電気君ではなく、上鳴電気君だと思いますよ！ (2020年4月7日 13時) (レス) id: 8142368f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：酸辣湯麺 | 作成日時：2020年4月4日 16時
