英雄35話 ページ37
剣城side
やはり消耗が激しい
ほんの少しだけでこの威力だ、当たり前だろう
咄嗟に少し解放してしまった…
汗が流れる
見えないはずの剣にもう合わせることができるなんて…
遠くにいる爆豪くんを見やる
爆「見えたぞ今！！それがテメェの個性の本体か！！
隠すんじゃねぇ！！全力を出しやがれ！！」
くっ…！いくらネタが明かされたとしても状況と体力具合ではこちらが有利！
まだ全力を出すわけには…！！
爆「力を隠して1位になれるとは思うな！！
テメェの言ったセリフだろうがっ！！
俺はお前より強い！！
テメェのネタも割れた！！」
剣「な、ぜそれをっ…！」
まさか聞いていたのか？
爆「この俺を前にして、まだ全力を出す時じゃないなんて……！
そんなの俺が許さねぇ！！
俺を舐めんのも大概にしろよっ！
俺は全力だ！！だから…
………だからお前も全力を出しやがれ！！！！」
剣「っ！！」
心が揺らいだ
そうだ…
彼は全力だ、私が一番それを分かっていた…
騎馬戦の時、怒りを抑えて��俺ら"で取り返すと、
いつもの彼なら到底有り得ないのに
それをあの時近くで感じたのは私だ。
これは彼への侮辱行為だ
目が覚めたような気持ちになる
剣「失礼しました…
認めましょう、確かにあなたには強い…爆豪くん」
剣を縦に構え、柄を両手で握り力を込める
スタジアム全体に大きな竜巻が起こり、その中心にある剣はどんどんモヤが晴れていく
プ「な、何が始まった！？
風も凄いけど眩しい！！」
そして黄金の眩い光が漏れ始め、とうとう刀身が露わになる。
爆「やっとかよ…！！」
爆豪くんが汗を流しながらこちらに笑いかける
剣「あなたが発破かけたのです
死なないでちゃんと責任とって下さいよ？
…我が聖剣の輝き、受けてみよ！！」
爆「ああ！受け止めてやるよ！
お前の全力！！」
爆豪くんは姿勢を低くし、構える
お互いフィールドの端で戦闘態勢に入る
顔の前で剣を構え、目を閉じる
辺りに金色の光の粒が舞い始めた
麗「光が、綺麗…」
剣の光に収束し、風が吹き荒れる
緑「あの剣は…？！」
セ「いかん！止めさせろ！」
剣「束ねるは星の息吹
輝ける命の奔流…
＿＿＿受けるがいい！！」
目を開けると聖剣の光が揺れた
それを高く振り上げる
きっとこれを放てば私はダメになるだろう
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酸辣湯麺(プロフ) - 桜空さん» すみません！ありがとうございます！すぐ直しておきます。 (2020年4月8日 1時) (
レス) id: 766e03f12d (このIDを非表示/違反報告)
桜空(プロフ) - 12話の緑谷くんのセリフで麗日さんが麗さんになってます！ (2020年4月7日 23時) (レス) id: 1d90d43033 (このIDを非表示/違反報告)
酸辣湯麺(プロフ) - 夏終朝凪さん» コメントありがとうございます。すみません！即刻直します！これからも誤字脱字などがあると思いますが、是非ご指摘下さい！ (2020年4月7日 17時) (レス) id: 766e03f12d (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - コメント失礼しますm(_ _)mとても面白いのですが、雷電気君ではなく、上鳴電気君だと思いますよ！ (2020年4月7日 13時) (レス) id: 8142368f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：酸辣湯麺 | 作成日時：2020年4月4日 16時
