英雄26話 ページ28
剣城side
緑谷くんがどこにもいない。
散々歩き回っていても出会えず、大音量でお腹が鳴る
すると曲がり角の向こうから
？「個性……知ってるよな………」
緑谷くんかもしれない
お腹を抑えながら、思わず愚痴をこぼしてそこを曲がると
轟くんと緑谷くんがいた
いくら私でもこの雰囲気は察す
これは不味かった…絶対KYだ…
すぐに謝罪と要件を伝え、逃げようとするも轟くんに止められる。
こんなことになるなら、先にご飯を食べていればよかった…でも邪魔してしまったし、彼の話を最後まで聞こう。
仕方なく、緑谷くんの隣に並んでを私も話を聞く姿勢をとった
轟くんの話はとても酷かった。
自分ではオールマイトを超えられないエンデヴァーが個性婚で轟くんを産み、彼の更に強化された個性でオールマイトを超える…
反対側の壁に寄り掛かって淡々と話す轟くんの目は、憎しみと悲しみがごちゃごちゃになっている。
ああ…私はその目を知っている………
一人の少女を思い浮かべる私に、轟くんの話は更にエスカレートしていき
轟「記憶の中の母はいつも泣いている…
お前の左側が醜いと……
母は俺に煮え湯を浴びせた。」
左側の火傷を隠すように手を当てる彼は、泣いているように見えた…
轟「ざっと話したが、俺がお前につっかかるのは見返すためだ」
轟「クソ親父の個性なんざなくたって、
いや、、使わず1番になることでやつを完全否定する…！！」
彼の抱えるあまりに悲惨な過去に、絶句するが
剣「それは間違いだと思います」
二人が一斉にこちらを見る
あまり口は出さない方がいいと思う。でもどうしても言わなくてはいけないと思った
冷や汗を感じながらもこちらを睨み付ける轟くんに一歩近づく
剣「確かにあなたのお父さんがした事は許されない…
しかし、だからと言って左側の個性を使わずに1番になるなんて…それは違う…
きっとあなたのためにはならない…」
轟「テメェ……！！…何が言いたい…！！」
剣「……実は私もあなた達にはまだ秘密に…隠している力がある…
けれど！、いつかは使わなくてはいけない時が必ず来ると思っています…！！」
剣「ここに集う人たちは強い…みんな…それぞれの目標があって全力で挑んでいるんです…
右だけで一番になる？そんな心構えで1番になれると思わないで下さい！！」
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酸辣湯麺(プロフ) - 桜空さん» すみません！ありがとうございます！すぐ直しておきます。 (2020年4月8日 1時) (
レス) id: 766e03f12d (このIDを非表示/違反報告)
桜空(プロフ) - 12話の緑谷くんのセリフで麗日さんが麗さんになってます！ (2020年4月7日 23時) (レス) id: 1d90d43033 (このIDを非表示/違反報告)
酸辣湯麺(プロフ) - 夏終朝凪さん» コメントありがとうございます。すみません！即刻直します！これからも誤字脱字などがあると思いますが、是非ご指摘下さい！ (2020年4月7日 17時) (レス) id: 766e03f12d (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - コメント失礼しますm(_ _)mとても面白いのですが、雷電気君ではなく、上鳴電気君だと思いますよ！ (2020年4月7日 13時) (レス) id: 8142368f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：酸辣湯麺 | 作成日時：2020年4月4日 16時
