モンスター ページ23
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白石「ええ!?じゃあそんな馬置いてこうよッ!!」
白石「俺とキロちゃんは熊と戦える武器なんて持ってねえんだぞ!?」
キロランケ「うるせえッ!!」
キロランケ「殺されちまうってわかってるのにほっとけるかよッ!!」
『キロランケニㇱパ...』
キロランケニㇱパにとって
馬は大切な存在だから...
助けてあげたく...
白石「あっ...」
白石「赤毛...」
私たちのすぐ目の前には
馬を追ってきた赤毛のヒグマが...
キロランケ「白石ゆっくり動け、絶対走るなよ...」
あれ...
白石さん走って...
『キロランケニㇱパ...白石さんが...』
キロランケ「このタコ坊主ッ!!」
白石「ウヒイッ!!」
赤毛のヒグマは走り去る白石さんを追いかける
白石「ウヒーッ!!」
キロランケ「革帯を外して投げろッ!!」
キロランケ「ヒグマはヘビが嫌いだ!!」
白石「ウヒッ!!ウヒッ!!」
白石さんは革帯を急いで外して赤毛のヒグマに投げつけた
白石「ウヒイッ!!」
バヒイッ!!!!
『怯んだ!!』
キロランケ「早く来いシライシッ!!」
白石「待ってぇ!?」ﾌﾟﾘﾌﾟﾘ
キロランケニㇱパは馬を押し
白石さんはズボンを引きずりながら農家へ走る
??「何の騒ぎだ?」
すると誰もいないはずの農家から
ひとりのシサㇺが出てきた
??「うおお!?なんだなんだ!?」
キロランケ「ヒグマが外にいる!!」
キロランケ「あんた銃は!?」
??「銃なんてこの家には置いとらんぞ。」
置いてない!?
これは非常にマズイ...
白石「わああッ!!」ﾄﾞｼｬ
キロランケ「シライシ!!」
白石さんはズボンで足が縺れて転倒した
すぐそこには赤毛のヒグマが...
私はサラニㇷ゚を農家の中に投げ
武器を持って外へ出た
『白石さん!!』
白石「イナンクルちゃん!?」
『私が時間を稼ぐので、その隙に農家の中へ!!』
白石「うん...」ﾄｩﾝｸ
私はイカヨㇷ゚から毒矢を取り出す
赤毛のヒグマはもう目の前...
凄い速さで走ってくる...
狙いを定めて...
射つ...
ブフォ!!
『嘘っ...』
毒矢を顔で弾かれるなんて...
キロランケ「イナンクル逃げろッ!!」
ダメだ間に合わない...!!
バギッ!!
『ア"ッ...!!』
ガシャァ...!!
キロランケ「イナンクル!!」
白石「イナンクルちゃん!!」
ドシャァ...
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作者名：檜枝 | 作成日時：2020年3月23日 7時
