囚われ ページ26
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杉元「ふたりとも早く入れッ!!」
杉元「赤毛を食い止める!!」
杉元さんは外でひとり
赤毛のヒグマを食い止める
白石「革帯を投げろ杉元ッ!!」
白石「ヒグマはベビが嫌いなんだ!!」
杉元「うおおッ集まって来やがった!!」
白石「飛び込め杉元ッ!!」
杉元さんは窓から飛び込んで入ってきた
白石「危機一髪だぜ...」
杉元「クソッ...弾薬盒が...」
従業員「ぎゃあああああッ!!」
杉元「あッ!!」
従業員さんの悲鳴が聞こえたと思ったら
窓の中に手を伸ばしたヒグマに外へ引きずり出された
杉元「誰か手を貸せ!!」
アシㇼパ「杉元もうよせ!!お前も引きずり出される!!」
杉元「コイツは暗号の入れ墨を持つ脱獄囚かもしれないんだッ!!」
従業員さんが入れ墨の脱獄囚!?
キロランケ「離すなよ杉元!!」
キロランケニㇱパは杉元さんの小銃の銃口にマキリを巻き付けると、思い切りヒグマを突き刺した
ヒグマは怯んで従業員さんから手を離したが
従業員さんはもう...
杉元「違った...囚人じゃねえ...」
従業員さんは囚人ではなかったようだ
杉元「ここに銃は?」
キロランケ「無いみたいだ。」
白石「アシㇼパちゃん弓矢は!?」
アシㇼパ「弓は折れた、毒矢は赤毛に奪われて全部森で落とした...」
白石「何やってんだよドジッ!!」
アシㇼパは白石さんにユㇰケㇾを投げつけた
白石「まともな武器無しでどうすんだよ!!」
白石「ヒグマが3頭も家の外を囲んでるんだぞ!!」
ヒグマが3頭も...
杉元「そうだ...イナンクルさんは!?」
杉元「イナンクルさんはどこだ!?」
キロランケ「イナンクルは居間で横になっている。」
キロランケ「俺たちを庇って赤毛に殴られた...」
私のことを聞いた杉元さんは
すぐに私の元へ走って来た
杉元「イナンクルさん大丈夫か!?」
『はい...』
地面に強く打ち付けたけど
受身を取れたからそこまで酷くはない
けれど身体中が痛い...
杉元「イナンクルさん弓矢はあるか?」
『ごめんなさい...』
『弓も矢も突き飛ばされた時に落として...』
状況は絶望的だ...
キロランケ「危険なのは外だけじゃない。」
杉元「どうした?その生首...」
キロランケ「この生首はここに置いてあったんだが...」
キロランケ「競馬で大損したヤクザが俺を殺しに追ってきたのは確かだ。」
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作者名：檜枝 | 作成日時：2020年3月23日 7時
