替え玉騎手 ページ14
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キロランケ「3番4番は背中や尻の形がいいし、歩く調子も軽い。」
キロランケ「1番2番は目に光がない、毛の艶も悪い。」
キロランケ「5番もダメだな。」
キロランケ「舌を出してハミを嫌がってる、集中してない。」
キロランケ「6番は気持ちが焦ってる。」
キロランケ「勝ちたい気持ちが前に出過ぎてるのが歩き方でわかる。」
杉元「馬にレースの勝ち負けがわかるのかい?」
キロランケ「わかるさ。」
キロランケ「実際に競走馬が走ったあと、負けた相手の馬をすごい顔で睨みつけるってさ。」
キロランケ「こんな顔で...」
キロランケニㇱパは勝った馬の顔真似をした
夜叉みたいになってる...
キロランケ「俺は小さい頃から馬に乗って育った。」
キロランケ「馬に詳しいから日露戦争でも工兵部隊の馬の世話を一手に任されていたくらいさ。」
やっぱりキロランケニㇱパはすごい...
小さい頃にキロランケニㇱパから馬のことを教えてもらったけど、そこまでは見分けられない
インカㇻマッ「たしかにキツネの頭骨も3番が勝つと示してます。」
白石「3番ですね!?買ってきますッ!!」
杉元「待てこの野郎ッ!!」
白石さんは馬券を買いに行ってしまった
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最終レース直前...
??「おい。」
杉元「だれ?」
アシㇼパ「あ!!」
白石「もしかして...」
『キロランケニㇱパ!?』
キロランケ「お前ら、俺に賭けろ。」
俺に賭けろと言ったキロランケニㇱパは騎手の格好をしていて、ヒゲを剃り
いつの間に騎手になったのだろう...
けれどとても似合っている
キロランケ「最終レース、3番の馬に乗る。」
キロランケ「儲けたきゃ賭けろ、俺が勝つぜ。」
白石「3番の馬ぁ?」
白石「競馬予報では確かに2着と予想されている強い馬だ。」
白石「でもキロちゃんなんて俺らより背がデカイんだぜ?」
白石「どう見ても不利だろお?」
キロランケ「乗ってみないと分からないだろ?」
キロランケニㇱパは自信満々に去っていった
白石「インカㇻマッさま!!占ってくださいませ!!」
白石「迷えるワタクシめをお導き下さい!!」
インカㇻマッ「わかりました。」
インカㇻマッさんは最終レースの結果を占う
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作者名：檜枝 | 作成日時：2020年3月23日 7時
