私だけの英霊 (ページ6)

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少しの違和感ページ6

「ぐだ男、お前最近楽しそうだな」

「お？わかる？？わかっちゃう？？？」

ニヤニヤとオタク友達が家に遊びに来てる時にそう聞かれて、思わず顔が緩む。
だってそれが立香ちゃんのおかげなら尚更だ。

「まあ、信じて
もらえないだろうけどな？」

そう言ってfgoのイベントを走りながら夢の出来事を語った。
これは俺と彼女の夢物語。

「……ってことなんだよ！」

「好きすぎてついに夢にまででたか。
お前、なんか色々とすごいな？」

「褒めてんの？」

褒めてる、と笑いながら言われ今日の約束事について話す。
今日は立香ちゃんが花かんむりを作ってくれる日だからな！
楽しみすぎて今から寝れそうだ。

「……そうだな。」

「なんだ？羨ましいのかよー！！」

少し、裏のある笑みを浮かべた俺の唯一のオタ友はなんでもない、羨ましくなんかねえよと言って今日は帰るよ
そう言って早々に帰ってしまった。

「(なんだよ、羨ましいならそう言えばいいのに〜！)」

誰かにもっと語りたかった物寂しさを覚えつつ少しだけ彼に優越感を覚えてる俺にはあいつの考えてることなんて分からなかった。