＊甘党すぎる彼 ページ11
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「.....つまみ食いしないで」
「ごめんごめん、失敗したやつかと思ってさ」
けらけらと笑う彼を横目に、薄く睨み付ける。
台所に漂う甘い匂い。台の上に置かれたレシピ本。普段はつけないエプロンを装着して。
これには訳がある。まぁ正直面白味もないのでさらりと語ろうか。
「春浦さんの手作りお菓子食べてみたいですよ!」
涎を口から垂らし、乙女のような声色でそう告げてきた殺せんせー。
たまたまこの前作ったお菓子が上手くいったので、クラスの女子に分けていると、ひょっこりと顔を出してきたのだ。
いいですよ、と一言返事で返した私は、現在進行形でマフィンを作っているのだ。
「普通に食べられるでしょ。勿体無いからやめてよ」
「だって美味しいし」
「.....引っ掛からないから」
「嬉しいくせに」
試しに何個か作ったマフィンをパクリと食べきってしまった彼は、素直になれば、と一々余計なことを口だししてくる。
そもそも今日はお菓子作る、って言っただけなのに当たり前のように家に上がってきたのだ。
小さく溜め息をついて、溶かしたチョコレートを混ぜる。
彼は邪魔するかのように後ろから私の作業を覗いていた。
「手伝ってあげようか」
「じゃあオーブンのスイッチ押す係して」
「それ手伝いって言わないでしょ」
「業くん絶対なんか入れるから」
このやり取りは本日で２回目だ。
殺せんせーにあげるとなると、彼は必ず何か混入させるだろう。任せてはおけなかった。
「あ、A、チョコついてる」
「ん、どこ？」
そう言って布巾で拭き取ろうとした。
すると彼は、顔を近づけてきて、ついているチョコをぺろりと舐めとり、
「もうちょっと甘い方が俺は好きだけどね」
俺好みにしろと言わんばかりの台詞を言ってきた。
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藤村(プロフ) - Nanasevenさん» ありがとうございます、、、、！！頑張ります！！ (2018年10月19日 23時) (
レス) id: c8bbef2a36 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaseven(プロフ) - 藤村さんなら何書いても素晴らしい作品になると思いますよぉおおおぉ、応援してますp(´∇｀)q (2018年10月15日 22時) (レス) id: 4e4ed1e2b2 (このIDを非表示/違反報告)
藤村(プロフ) - Nanasevenさん» 全然大丈夫ですよ！！コメントしてくださるだけでも嬉しいですので、、、、！そうなんです！でも大幅に予定変更してハイキューになりそうです、、、、。やるやる詐偽してすみませんんんんんん！！！ありがとうございます！！ (2018年10月14日 14時) (レス) id: c8bbef2a36 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaseven(プロフ) - お返事遅くなりました(--;)、もしかしてはたらく細胞ですか？私まだ見たことないんですよ…泣、私の友達も好きなのでいつか見てみようと思ってるところです…。笑これからも頑張ってくださいo(｀・ω・´)o (2018年10月13日 22時) (レス) id: a4e4da619d (このIDを非表示/違反報告)
藤村(プロフ) - Nanasevenさん» あわわわ、、、、。コメントありがとうございます！！業くん私も業くん好きなのでまた書ければ書こうと思っております‥‥！実は次は細胞さんのお話をですね、考えておりまして‥‥‥。気が向いたら是非ご覧になってみてください！閲覧ありがとうございました！！ (2018年10月9日 21時) (レス) id: c8bbef2a36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤村。 | 作成日時：2018年7月3日 16時
