8傑のマネージャーを務める羽目になりました。【コロイカ】 (ページ2)

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-01 初めましてページ2

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せっかく楽しんで街を巡ってたのに。

バンカラ初のバトルをしようとしたのに。

ひっそりと暮らそうと思ってたのに。

今、私の目の前にいる見知らぬボーイ。

なんか…見たことない赤いヘッドホンしてるし、タコだし……すっごい強そうで怖いし。

偏見だけで怯える私を目の前にしながらも、そのボーイは再び口を開いた。

「あ、ごめんごめん。別に理不尽にブラックラベルは貼ったりしないから、怖がらないでいいよ」

うん、ブラックラベルとは？？

ていうか突然何を言い出すんだ。話についていけない。

そもそも説明するところ脱線してますよアナタ。

「え？ …ブラック、ラベル……？それってこの街にとって必要な物なんですか？も、もしかしてブラックカード的な何かとか……」

「…………え、知らないの？」

「えっ!?!? 必要なんですか!? ど、どこでゲットできますかね!!」

「いやいや、それじゃなくて」

「何が!?」

「とりあえず落ち着こう？」

この街に馴染みたい欲が溢れ出して、つい大焦りしてしまった。

本当にこの街……イカれてんな。

この街の第一印象それにしよ。

＊＊＊

「君ってバンカラ街のヒトじゃないの？」

「まあ……数日前に外からやって来た感じですね」

「ふぅん。……名前は？」

「ナンパする気ですか？」

「……え？」

「前まで住んでいた街の友達に『ナンパにだけは気を付けろ』って言われて」

「ナンパされるほど魅力的なの？君って」

「失礼な」

これでも一回だけナンパされことあるぞ。前まで住んでた街(ハイカラスクエア)で。

あのパーリー好きのピンクのヒト。確か有名な……やっぱいいや。

私はヒトの名前をよく忘れる。

とりあえず！今はこのヒトをどうにかしよう。

「＿ところでさ」

……と、思ったが、このボーイが先に口を切った。

「どうせ暇でしょ？何でも良いからさ、マネージャーの契約結んでよ」

……そう言えば…この話題、忘れてた。