D.D. ページ29
約束の2時間後。
皆は荷物を持ってリビングに集まった。
その表情は様々。
けれど共通していえるのは、皆、頭の中で
��戦争��
という文字が見え隠れしているということ。
紫「みんな忘れもんない？」
皆は頷いて応えると、車2台で『D.D.』のもとへ
向かう事になった。
どちらの車内も静かなもの。
そこに到着するまで1時間半の旅となる。
移動中、幸いにも何事も起こることなく到着し、
駐車場に停車させた。
そこから歩いて専用窓口にて荷物を預け、
専用ワゴンに乗り込む。
フェンス口を抜けると現れたのは
プライベートジェット機『D.D.』。
皆は滑走路の手前に降り立ち、それを見上げた。
お揃いのムーストーングレーの
ストライプスーツがよく似合う。
胸にはそれぞれのカラーを示すチーフが
差し込まれている。
暗い夜に光るライトたちが皆を照らしていた。
『D.D.』に乗り込んだ面々。
リビングのような空間に専用ベルトが
付属されているソファーが4人掛け、
5人掛け用の2つ設置されている。
各々座る場所は、
5人掛け用にラウール、岩本、深澤、阿部、佐久間。
4人掛け用に目黒、向井、渡辺、宮舘
の順に座っていく。
皆がシートベルトを締め終えたところで
『D.D.』は飛び立つ準備を始めた。
このジェット機はAIにより自動操縦、
アテンダントも全てこなす。
緊急事態のみ岩本を主にその補佐を
向井が行い操縦する。
頼もしく有能なプライベートジェット機だ。
けれど一般のジェット機とは違う面を
持ち合わせている。
メンバーそれぞれの銃やナイフが飾られ、
大口径砲にミサイル、37ミリの銃関砲が
積まれている。
これから戦争にでも行くのかというレベルだ。
ここで機内アナウンスが流れる。
D［お久しぶりでございます、皆様。
本日はミーツまで距離は約390キロメートル、
時間にして約1時間30分の旅となります。
離陸まで少々お待ちください］
紫「ありがとう。これから離陸までの15分、
会議をしたい。モニターを出してほしい」
D［了解いたしました。
皆様との久方ぶりの再会と検討を祝しまして、
シャンパンでございます。ラウール様にはジンジャーエールを］
するとソファー近くの床が割れ、
グラスの中にシトロンカラーのシャンパンが
小さく泡を弾かせながら手元まで登ってきた。
紫「じゃあ、照がおんどとってよ」
岩本は「じゃあ」と前置き
黄「成功をこの手に、乾杯」
「「「「乾杯」」」」
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そじゆう(プロフ) - まっくろねこさん» ありがとうございます！もうそう言っていただけると本当に嬉しいです！まっくろねこさんも体調崩しはりませんようにご自愛ください！ (2020年9月3日 20時) (
レス) id: 3acb59dc5a (このIDを非表示/違反報告)
まっくろねこ(プロフ) - �靴悵楾圓�めでとうございます！本当続きが楽しみでワクワクしてます！ど、どうなるんだ？！まだまだ暑い日が続きますが…健康第一に！(*´ω`*) (2020年9月3日 9時) (レス) id: 8ef0c34bc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そったん | 作成日時：2020年9月3日 8時
