＊ ページ39
中心街を走ること、きっかり20分。
岩本の到着を告げる一言で寝ていた皆は
目を覚ます。
車のドアを開けて現れたのは、、
パブ『 ジュオール 』
店の扉を開けると品のいいマスターが
こちらに笑顔を向ける。
マ「今日は何を？」
紫「紅い雨」
深澤がそう伝えるとマスターの瞳が
先ほどとはうって変わって凍てついた
ものになる。
けれど笑顔なのは変わらない。
ラウールはその不気味さにさっと
岩本の影へと隠れた。
マ「国の者が今の彼らと直接かかわりを
持たれるのは些かいかがなものかと。
それとも、、」
そうマスターが差し出して構えたのは1丁の銃。
銃口は間違いなく深澤の眉間に向けられている。
深澤はそれを否定するように両手で服を
摘み上げて自嘲するかのように言った。
紫「マスター、この姿みたらわかんだろ。
冗談がすぎるわ」
マスターは１つ息をつくと銃を引き下げ、
どうぞと手をある方向へと差し出した。
マ「案内はよろしいですね」
紫「あぁ、俺たちで行くよ」
深澤は皆についてこいと伝え、すすみはじめた。
階段を降りると現れる木製の重厚感ある
両開きの扉。
深澤は思い切りそこを開いた。
紫「元気にしてる？」
樹「えっ⁈し、師匠⁈」
迎え入れたのは樹のみ。
他のメンバーは仕事に行っているとのことだった。
深澤はラウールの存在と今までの経緯を
説明すると、樹は驚きつつも納得し、
匿うことを約束。
パブの2階にある1部屋へ皆を通した。
深澤は他のメンバーにも後に説明すると
樹に伝え部屋に入っていった。
皆は順番にシャワーを浴びて
用意してもらった服に着替えれば
個々に行動を取り始めた。
宮舘と渡辺、阿部はバーズになる物件を
探しに行くと外出し、
ラウールは佐久間と共に車にある
銃器類の確認へ向かった。
部屋に残されたのは岩本と深澤の2人。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 700人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そじゆう(プロフ) - マニラさん» ありがとうございます！有難いお言葉のかずかず！ぬぁっはーんってなりました、、すみません。これからも宜しくお願いいたします。 (2020年9月2日 21時) (
レス) id: 3acb59dc5a (このIDを非表示/違反報告)
マニラ(プロフ) - いつも楽しみにしております！更新されるたびにもうわくわくしております！これからも応援しております＾＾ (2020年9月2日 9時) (レス) id: eb8f99c5bc (このIDを非表示/違反報告)
まっくろねこ(プロフ) - いえいえ！ご心配ありがとうございます！お互い無理せず、ですね！ (2020年8月17日 18時) (レス) id: 8ef0c34bc7 (このIDを非表示/違反報告)
そじゆう(プロフ) - まっくろねこさん» ありがとうございます！本当にありがとうございます！まっくろねこさんも無理なさらず頑張ってください！ (2020年8月17日 17時) (レス) id: 3acb59dc5a (このIDを非表示/違反報告)
まっくろねこ(プロフ) - 移行おめでとうございます！ワクワクしながら読んでます〜。暑いので無理せずに更新なさって下さい！！ (2020年8月17日 12時) (レス) id: 8ef0c34bc7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そったん | 作成日時：2020年8月16日 14時
