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紫「おい！ヤバイの出てきたぞ！！」
掛け声で車内にいた佐久間、宮舘、岩本は
勢いよく深澤の声の方へ顔を向けた。
渡辺は顔を既に引きつらせている。
桃「あんなの聞いてないよ！」
佐久間はそれに向かって指差して叫んだ。
桃「だって戦車って反則じゃん！」
だが、また反対に冷静なのがこの2人。
紫「照、撃ってくると思う？」
黄「わかんねぇ、、門まで
あと100メートルってとこか、、」
紫「ロケランいっとく？」
黄「だな、、ギリ手前で落として
土埃立てて逃げ切れるだけ逃げ切るか、、
手榴弾で加勢ってとこだな」
岩本は宮舘に目配りをすると、
岩本はロケットランチャーを
トランクリットから取り出した。
渡辺の隣の座席にいた宮舘はというと
窓を全開にして身を乗り出し、
そこへ腰掛けるようにして座った。
身体が落ちないように足はシートに踏みしめる。
それと同時に深澤は車の中に入り、
手榴弾の準備を行う。
岩本からロケットランチャーを受け取った宮舘は
それを構え、手榴弾を手に持つ佐久間はルーフに
乗り出し、岩本も窓から身を乗り出した。
赤「翔太」
青「撃ち込んでやろーぜ」
赤「あぁ」
宮舘はトリガーを引き、岩本と佐久間は
安全ピンを歯で切って思い切り投げつける。
宮舘もロケットランチャーを撃ち込んだあと
それを車の中に投げ入れると装備していた
手榴弾を投げつけた。
凄まじい爆発音と吹き上げて舞う砂塵。
これで紛らわすことができただろうか。
あと門まで
30メートル
15メートル
10メートル
5メートル
緑「抜けたぁぁああ！」
「「うっしゃぁぁぁああ！！」」
佐久間はルーフで両手を上げて喜び、
宮舘も渡辺も笑顔で声を上げている。
深澤はラウールを抱き寄せて喜べば、
それをとても嬉しそうに岩本は見守った。
なぜ、ただ門から出ただけであるのに
こんなにも喜んでいるのか、、
門から出れば市民街となる。
市民に危害を及ぼすわけにいかないため、
女王とて好き勝手できるわけではないのだ。
阿部はバックミラーをちらりと見ると
悔しそうに地団駄を踏む兵士や
特殊急襲部隊の姿が遠くに見えた。
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そじゆう(プロフ) - マニラさん» ありがとうございます！有難いお言葉のかずかず！ぬぁっはーんってなりました、、すみません。これからも宜しくお願いいたします。 (2020年9月2日 21時) (
レス) id: 3acb59dc5a (このIDを非表示/違反報告)
マニラ(プロフ) - いつも楽しみにしております！更新されるたびにもうわくわくしております！これからも応援しております＾＾ (2020年9月2日 9時) (レス) id: eb8f99c5bc (このIDを非表示/違反報告)
まっくろねこ(プロフ) - いえいえ！ご心配ありがとうございます！お互い無理せず、ですね！ (2020年8月17日 18時) (レス) id: 8ef0c34bc7 (このIDを非表示/違反報告)
そじゆう(プロフ) - まっくろねこさん» ありがとうございます！本当にありがとうございます！まっくろねこさんも無理なさらず頑張ってください！ (2020年8月17日 17時) (レス) id: 3acb59dc5a (このIDを非表示/違反報告)
まっくろねこ(プロフ) - 移行おめでとうございます！ワクワクしながら読んでます〜。暑いので無理せずに更新なさって下さい！！ (2020年8月17日 12時) (レス) id: 8ef0c34bc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そったん | 作成日時：2020年8月16日 14時
