第416話 ページ38
「水無月。お前は」
『･･････』
その場の視線が、水無月に集まる
『･･･救けたいです。救けを求めている女の子が、いるのなら』
相澤は、彼女の真っ直ぐな目が向いて少し驚く
『救けたいです』
「･･･わかった。
意思確認をしたかった、わかってるならいい。今回はあくまでエリちゃんという子の保護が目的。それ以上は踏み込まない
一番の懸念である敵連合の影、警察やナイトアイらの見解では良好な関係にはないとして･･･今回のガサ入れで奴らも同じ場に居る可能性は低いと見ている
だが万が一、見当違いで･･･連合にまで目的が及ぶ場合はそこまでだ」
「「「『了解です！』」」」
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───
─
その日の授業では、USJにて崖登り。A組の生徒らはインターン組の動きに驚き、どよめいていた
耳郎「インターン組、動きがキレてる」
爆豪「外で何か掴みやがったんだ･･･！コラオイ！何を掴んだ言え！！」
切島「わりー！言えねー！！」
エリちゃんの居場所が特定できるまでの間、インターン組は待機。またインターンの内容に関しても、一切の口外を禁止された。
一番悔しい思いをし、意気込んでいた緑谷だけでなく、切島、麗日、蛙吹･･･皆、エリちゃん保護に奮い立っていた。そう･･････それは、彼女も。
ザワッ！！！
緑谷「？」
クラスメイト達のザワつきに、崖を登り終わった緑谷は下を覗き込む。水無月だった。
「アイツ マジか･･･！！」
皆が命綱を巻き、手足を全力で使って崖をよじ登る中、水無月は岩の出っ張り一つ一つを飛び越えるように崖を駆け上がっていた
右足でジャンプし、左足で踏ん張ってそのまままたジャンプ。手を使うのは最小限だった。たまに片手で岩を掴んで ぶら下がったかと思えば、すぐ様 次の岩へジャンプ
身軽な水無月の動きにクラスメイトは驚くばかり。
瀬呂「なんだアイツは･･･人間か？マリオみてえ」
緑谷の隣に、着地した水無月
「！」
『･･･？』
目が合ったものの、水無月はすぐにまた下に飛び降りた
「えっ！？お前またやんの！？」
絶賛 崖登り中の上鳴は、息を切らしながら下を見る
「お前もう何十周やってると思ってんだ！休めって･･･！」
そんな声も届かず、水無月は再び崖登りを始めた
葉隠「はぁ･･･はぁ〜･･･っAちゃんスゴすぎ〜･･･
──キャッ！！」
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綾林檎 - 森Shizuku?さん» いつもありがとうございます！続編でもよろしくお願い致します (2022年1月9日 1時) (
レス) id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
森Shizuku?(プロフ) - ﾋﾞｬｧｧｧｧｧｧ更新来た〜！続編楽しみにしてます！ (2022年1月8日 8時) (レス) @page50 id: b1c9e51a0c (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 眠りさん» 素敵な質問ありがとうございました！ (2021年12月31日 20時) (レス) @page49 id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
眠り(プロフ) - わわ大変でしたね…お疲れ様です！😭質問受け付けてらっしゃるようなので私も失礼します🙇🏻♀️A組やB組、先生方は水無月ちゃんの事をどんな風に思ってるとかありますか…？😳 (2021年12月29日 22時) (レス) @page49 id: 3b2a90c584 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - ささん» 嬉しいです！たくさん読んで頂いたと思うので、ゆっくり休んで下さいね (2021年12月13日 1時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2021年10月16日 11時
