第407話 ページ29
切島「先輩は大丈夫なんスか？」
天喰「･･････辛い」
グイッとコスチュームのフードを目深に被る天喰
切島「･･････"個性"が出ねえなんて･･･ヒーローにはひでぇ仕打ちだ」
天喰「･････････それより･･･君は俺を庇ってくれた･･･水無月さんは小さな男の子を身を呈して守って･･･」
天喰はチラリと、包帯の巻かれた水無月の左腕を見る
天喰「君たちはミリオと同じ･･･太陽のように輝かしい人間だ」
切島「んなこと言ったら、ここ紹介してくれた先輩も太陽ッスよ」
天喰「それだよ･･･すごいんだよ･･･キミ」
俯く天喰を見て、水無月は首を傾げた
『全く･･･先輩は凄いんですから、もっと自信持って下さい』
「･･･怖い」
『だから何で！！？』
切島「オメーはこの前 天喰先輩にした事思い返した方がいいぞ」
＿＿「オーイ」
ファットが、インターン3人組に声をかけた
「とりあえず、病院で検査してもらおか。俺も調べたいことあるしな。とりあえず一旦事務所経由で──･･･」
「･･･ハイ」
「オス！！」
『了解』
「ほな移動するで」
『はーい』
「ちょっと！！？」
天喰に声をかけられ、水無月は立ち止まった
『はい？』
「キミ、その格好で移動する気？」
水無月の格好は、全裸にカーテンの切れ端を 古代ローマの服装「トガ」のように巻いただけの格好だった
『だって、ここでカーテン脱いでコスチュームに着替えるわけにもいかないですし･･･
＿＿＿あ、良いならしますけど「「ダメ」」』
天喰と切島が一刀両断した。
天喰「てかなんで全裸なの」
『私 全身水化すると、服脱げちゃうんですよねー』
切島「ああー！だから今までは体の一部しかしなかったワケか」
『ま、そういうコト。───･･･さっ！それじゃ行きましょー！』
「ちょ！待った！！！」
バサッ！！！
天喰は自身のコスチュームである大きなマントをズボッと水無月に上から被せた
·
·
『行こう行こうー！』とファットガムについて行く水無月の後ろで、切島と天喰は揃って呆れていた
「あの子、羞恥心とかないの･･･」
「ねえっス」
切島の脳裏には＿＿＿林間合宿の際、男風呂をタオル一枚で覗き込んできた水無月が思い出されていた。
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綾林檎 - 森Shizuku?さん» いつもありがとうございます！続編でもよろしくお願い致します (2022年1月9日 1時) (
レス) id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
森Shizuku?(プロフ) - ﾋﾞｬｧｧｧｧｧｧ更新来た〜！続編楽しみにしてます！ (2022年1月8日 8時) (レス) @page50 id: b1c9e51a0c (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 眠りさん» 素敵な質問ありがとうございました！ (2021年12月31日 20時) (レス) @page49 id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
眠り(プロフ) - わわ大変でしたね…お疲れ様です！😭質問受け付けてらっしゃるようなので私も失礼します🙇🏻♀️A組やB組、先生方は水無月ちゃんの事をどんな風に思ってるとかありますか…？😳 (2021年12月29日 22時) (レス) @page49 id: 3b2a90c584 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - ささん» 嬉しいです！たくさん読んで頂いたと思うので、ゆっくり休んで下さいね (2021年12月13日 1時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2021年10月16日 11時
