第394話 ページ16
「ミリオの都合がついていれば･･･君達グイグイ来て恐ろしかった･･････特に水無月さん･･」
『なにか仰いましたか？環先輩』
「いいえ、なんでも」
満面の笑みで振り返ってきた水無月から、全力で顔を逸らした この男＿＿＿言わずと知れた雄英高校3年
ビッグ3の一人 天喰環。ヒーロー名:サンイーター
「環はそのヘボメンタルどうにかなれば逸材やのにな！！」
グサッ！
『あ』
天喰の胸にファットガムの言葉が突き刺さる その瞬間を、水無月はしっかり見ていた
「そのプレッシャーが俺を更なる低みへ導く」
天喰は両手で顔を覆い、俯く
「いつも こうなんだ！この人は俺を痛ぶる為にスカウトしたんだ！パワハラさ！帰りたい！」
「激励くれてるんじゃないっスかね！俺はそう聞こえる」
切島の言葉に、天喰の顔は暗く沈んでいく
「君やミリオのように明るく前向きには なれない」
「俺もそんなっスよ。皆が必死ん時に何も出来ねえ事が多くて、クラスの連中と実力も経験値も開いちまって･･･だから並び立てるよう、差を埋めたいんス！！」
「それを前向きと言うんだよ1年生！」
切島は、前方で ファットガムの隣を歩く水無月の後ろ姿を見る
「･･････アイツなんか、ホントすげーッス。入学したばっかの頃から、レベルがダンチっつーか･･･」
▽切島side
俺が雄英入って、初めてレベルの違いを思い知らされたのは、今でこそダチの爆豪でも、そして轟でもなく
＿＿＿水無月Aだった。
雄英入学して 初めてのヒーロー基礎学で、俺が同じ班になったのが水無月だった。推薦入学者だという水無月の力は圧倒的で
結局 俺は･･･あの時も、何も役にも立たなかった
俺の中で、水無月Aって人間は、そういう存在だった。
初めて実力の差を見せつけられ、そして追いつきたいと思った同級生だった。そんな彼女と、今こうやって同じインターン先で一緒に戦えるのは、何かしらの縁だとすら思う
だから･･･
「俺！頑張るっス！！！」
天喰(･･･そういうのを前向きって言うんだよ･･･)
その時。
「ケンカだあ！！誰かァ！！」
＿＿＿＿そんな声が繁華街に響き渡った
·
＊＊＊
今回の切島くんの話は「俺たちのヒーローアカデミア」の第7話、第8話ですね。懐かしい
第45話でも ちょこっと入ってます。
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綾林檎 - 森Shizuku?さん» いつもありがとうございます！続編でもよろしくお願い致します (2022年1月9日 1時) (
レス) id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
森Shizuku?(プロフ) - ﾋﾞｬｧｧｧｧｧｧ更新来た〜！続編楽しみにしてます！ (2022年1月8日 8時) (レス) @page50 id: b1c9e51a0c (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 眠りさん» 素敵な質問ありがとうございました！ (2021年12月31日 20時) (レス) @page49 id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
眠り(プロフ) - わわ大変でしたね…お疲れ様です！😭質問受け付けてらっしゃるようなので私も失礼します🙇🏻♀️A組やB組、先生方は水無月ちゃんの事をどんな風に思ってるとかありますか…？😳 (2021年12月29日 22時) (レス) @page49 id: 3b2a90c584 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - ささん» 嬉しいです！たくさん読んで頂いたと思うので、ゆっくり休んで下さいね (2021年12月13日 1時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2021年10月16日 11時
