第391話 ページ13
『インターン先決まって良かったわね！』
A組の寮へ帰る 道すがら、水無月は満面の笑みで振り返った。さっきの一連を見ていなければ、純粋に可愛いと思えたかもしれないが
もうさっきのを見た後では、恐怖しか湧かない。
「なんていうか水無月、脅してたよな。俺もう途中から天喰先輩に同情するしかなかったぞ」
『あの人の人柄は、この前 クラスに来た時に 大体だけど理解した。あのやり方が、一番手っ取り早く 丸め込める方法だったのよ』
ハーフアップにしてた髪をほどき、風に靡かせる
『思いの外、周りが騒いでくれたから やりやすかったわ』
「お前のファンが集まってきてたからな」
『アイツらは基本 面倒くさいけど、ああいう時に役立つから野放しにしてるのよ。便利だからね』
「お前、その性格どうにかした方がいいぞ。マジで
とてもヒーローには思えん」
『ありがとう！』
「褒めてねぇ！」
·
▽
上鳴「よぉ〜切島！おかえり！」
瀬呂「話って、やっぱインターンの事だったのか？」
切島「おう！天喰先輩のインターン先を紹介してもらえる事になったぜ！水無月も一緒だ！」
上鳴「スッゲー！良かったなあ切島！！」
瀬呂「水無月もインターン決定か！」
峰田は血の涙を流して、切島に迫る
「切島ッてめぇぇぇえええ！！インターンシップに かこつけて水無月とイチャつく気かァァァア！！！」
「イチャつかねーよ！遊びに行くんじゃねーんだぞオイ！！」
＿＿＿「A」
部屋に戻ろうとしていた水無月を、轟が呼び止めた
「良かったな、インターン先 決まって」
『まーね』
「なんてヒーローの所に行くんだ？」
『BMIヒーロー ファットガム』
「ああ･･･関西地方で活躍してる」
『そ』
「じゃあお前、関西まで行くのか」
『ええ』
「そうか･･･」
「頑張れよ」
真っ直ぐした目の轟を見て、Aはフッと零すように笑った
『お互いにな』
青髪を翻して、共有スペースを出ていった水無月
遠くなる彼女の背中を、轟は見つめた
「早く、追いつかねえと」
·
▽
『･･･････疲れた』
自室に戻った水無月は、少し寝ようとベッドへ向かう
『･･･』
だが･･･──ふと、勉強机に置かれた写真立てに目がいって、水無月は そのままソレを手に取った
·
『･･･行ってくるね、兄さん』
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綾林檎 - 森Shizuku?さん» いつもありがとうございます！続編でもよろしくお願い致します (2022年1月9日 1時) (
レス) id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
森Shizuku?(プロフ) - ﾋﾞｬｧｧｧｧｧｧ更新来た〜！続編楽しみにしてます！ (2022年1月8日 8時) (レス) @page50 id: b1c9e51a0c (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 眠りさん» 素敵な質問ありがとうございました！ (2021年12月31日 20時) (レス) @page49 id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
眠り(プロフ) - わわ大変でしたね…お疲れ様です！😭質問受け付けてらっしゃるようなので私も失礼します🙇🏻♀️A組やB組、先生方は水無月ちゃんの事をどんな風に思ってるとかありますか…？😳 (2021年12月29日 22時) (レス) @page49 id: 3b2a90c584 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - ささん» 嬉しいです！たくさん読んで頂いたと思うので、ゆっくり休んで下さいね (2021年12月13日 1時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2021年10月16日 11時
