第347話 ページ19
一人、控室でボーッとしていた水無月
『あー･･･静かでいいわ』
·
バァーン！！！
「失礼しま────すッ！！！！」
『(だがそれも ここまでか)』
壊れる勢いで開けられた扉とうるさい声に、水無月は顔を見ずとも誰かわかった
『おつかれ、夜嵐』
「水無月！？
あぁー！！あのとんでもない早さで試験を合格してたの水無月だったんスか！」
『あー･･･まぁ』
「凄いっスよ！なんか過去最高記録って話じゃないっスか！公安の人めちゃくちゃ驚いてたっスよー！」
『お前が一瞬で120人を脱落させたのも相当驚いてたけどな
それに、私の場合はたまたま"個性"とフィールドが合ってただけで、そんな大したもんじゃない』
夜嵐は目を丸くした
「水無月、なんか謙虚になったッスね！」
『･･･？』
「前会った時は、自分が1番って信じて疑わない高飛車な感じで、周りの事も どっか見下してる目してて〜･･･んーッ･･･なんつーか･･･！
·
スゲー嫌な女だったじゃないッスか！！」
なんで私の周りにいるヒーロー志望は こんなド直球な奴ばっかりなんだ。別にいいけど。
「いやー！それにしても やっぱ水無月は凄いっスねー！熱いっス！」
『相っ変わらず やかましい男だな』
「はは！すんません！！」
夜嵐は、グィーッと腕を伸ばして、水無月に背を向けた
『･･････』
·
＿＿＿『･･･夜嵐』
珍しく水無月から声をかけられ、夜嵐はすぐさま振り返る
「なんスか？」
『･････････』
·
·
『････
その言葉で、夜嵐の目の色が変わった
「･･････気に入らないっス。ちょっと雰囲気が変わったみたいスけど、それでも俺の気持ちは変わんないっス
アイツの目は、エンデヴァーの目と同じ･･････俺は････俺は、轟が嫌いっス･･･！！」
少し呆れ気味に息をついた水無月は『あっそ』と呟く
『夜嵐』
「？」
『今は将来を左右する試験の最中なんだ。間違っても自分から突っかかりに行ったりするなよ』
「うッ･･！？わ、わかってるッス･･･」
あまり納得の言ってない顔をしていたが、水無月の言葉は最もだった為、夜嵐は仕方なく首を縦にふったのだった
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るむ(プロフ) - さすがに無理やり過ぎませんか？こんな性格悪過ぎ女好かれないと思います…口調も男みたいですし、嫌われ女なら分かりますが、好かれてるのは分かりません。どこが良いんですかね…？ (2023年4月17日 22時) (
レス) @page44 id: fe9b123905 (このIDを非表示/違反報告)
サボり日和 - めちゃくちゃ面白いです！！一気読みしちゃいました！物間君との試験のところとか、仮免試験のときの水無月ちゃんがかっこよすぎて……！！アニメや漫画で見てみたすぎる！応援してます！お体には気を付けて更新頑張って下さい！！ (2022年4月5日 13時) (レス) @page49 id: 88c73e1f71 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 怜さん» 嬉しいコメントをありがとうございます！こちらこそ、よろしくお願い致します (2021年10月3日 1時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - ナッツさん» ありがとうございます！！とても嬉しいです！これからも、よろしくお願い致します (2021年10月3日 1時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 轟くんと夢主ちゃんの小説を探しててたまたま見つけたんですが、すごく面白くて一気読みしてしまいました…！これからも更新楽しみにしています🙌🏻 (2021年10月2日 12時) (レス) id: 3b2a90c584 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2021年9月17日 18時
