第372話 ページ44
「けどッ･･･あんな、行動が取れなくなるほど怖いなら･･･何であんなとこ行ったんだ？それもたった一人で乗り込んで！」
『あの時は ああするのが最善だと思ったんだよ･･･』
「･･･何が最善だ。あんな状況になるって、考えなかったのか･･･！？なんで呆然と立ち尽くしてたんだよ」
『･･･るさい』
「お前、俺が行かなきゃ･･･死んでたんだぞ！」
『うるさい』
「何であんな危ないマネしたんだよ！！」
『うっさいつってんだろ！！』
Aはガッと俺の胸倉を掴んで 睨みつけた
『ッなんだお前は、私の母親か！？』
ドンッと突き飛ばすと、Aは俺の横を通り過ぎて行く
『何様ぶっこいてんだテメェッ･･･助けなんか求めてねんだよ！！！もう ほっといて！！』
････････････ッ。
「絶対ェ嫌だ！！」
『！』
逃がしちゃダメだと思った。
だから、Aの手を掴んで引き止めた
「お前はいつもそうだ。一人で何でもしようとして、そうやってキツい言葉で人を突っぱねて、遠ざけて！誰にも助けを求めやしない！！
何かあってからじゃ遅いんだぞ･･･死んじまったら、もう何もできない！助けられないんだぞ！！」
『･･････』
声を荒らげる轟に、Aは静かな目を向けた
『お前、一体 何に怒ってるんだ･･･』
そして、フッと小さく笑った
･･････は？
こっちは怒ってんのに、なに笑ってんだ。コイツ
【 ･･･──あの時、火の中で一歩も動かないAを見て】
Aが、このまま死んだらどうしよう･･･取り返しのつかない事に なってしまったら･･･
(どれだけ心配したと思ってんだッ･･･)
そう思うと、こんな状況で笑うAに腹が立った
でも･･･何で俺、こんな 必死になってんだ？
自分でも意味わかんねえ･･･意味わかんねえけど
「･･･お前が、何も言わねえからだろ」
『どうして言わなきゃいけないの』
何の感情も映さない目で、俺と向き合った。
「え･･････だって、一人でやって･･･何かあったら」
『私がどうなろうと関係なくない？』
「･･････そんな･･･こと」
ない。
握りしめたAの手を、強く･･･更に強く 握った
「お前が傷付いて、取り返しがつかなくなったら･･･嫌だ。俺は･･･そんなお前を見たくねえ」
『･･････』
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るむ(プロフ) - さすがに無理やり過ぎませんか？こんな性格悪過ぎ女好かれないと思います…口調も男みたいですし、嫌われ女なら分かりますが、好かれてるのは分かりません。どこが良いんですかね…？ (2023年4月17日 22時) (
レス) @page44 id: fe9b123905 (このIDを非表示/違反報告)
サボり日和 - めちゃくちゃ面白いです！！一気読みしちゃいました！物間君との試験のところとか、仮免試験のときの水無月ちゃんがかっこよすぎて……！！アニメや漫画で見てみたすぎる！応援してます！お体には気を付けて更新頑張って下さい！！ (2022年4月5日 13時) (レス) @page49 id: 88c73e1f71 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 怜さん» 嬉しいコメントをありがとうございます！こちらこそ、よろしくお願い致します (2021年10月3日 1時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - ナッツさん» ありがとうございます！！とても嬉しいです！これからも、よろしくお願い致します (2021年10月3日 1時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 轟くんと夢主ちゃんの小説を探しててたまたま見つけたんですが、すごく面白くて一気読みしてしまいました…！これからも更新楽しみにしています🙌🏻 (2021年10月2日 12時) (レス) id: 3b2a90c584 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2021年9月17日 18時
