第356話 ページ28
「･･････」
･･･Aの奴、大丈夫かな。
「･･･──ちゃ」
(職場体験の時、オリオンさんが言ってた･･････Aは炎がダメだって･･･)
「とど･･･──ちゃ」
(でも俺の炎は大丈夫みてえだし、克服しつつある･･･のかも)
「轟ちゃん」
(っでもやっぱ･･･嫌な予感がする)
さっきのA、様子変だったし。
「轟ちゃん？」
「！！」
次の現場に向かって走っていた俺は、蛙吹に声を掛けられていた事に気付かなかったらしい
「ボーッとしてちゃダメよ轟ちゃん」
「あ、あぁ･･････そうだな、悪ィ」
その通りだ。
今は仮免試験の最中･･･自分の出来る事をやらねえと
「･･････」
ザザッ＿＿
「･････････(わかってるけど)」
「え･･･轟？」
「轟ちゃん？」
突然 立ち止まった轟に、A組の面々は驚いた
「悪ィ。先に行っててくれ」
「え！？」
「ちょ、え、轟くん！！？」
轟は、元 来た道を全速力で走り戻った。
(妙な、胸騒ぎがするんだ)
·
·
＿＿＿3分前。
「ゲホッ！ゴホッゴホッ･･･！！」
『っ･･･煙が濃くなってきた(この先はもっとマズイ)
あなたは、煙が薄かった階段の方へ戻って！！これ以上先は もっと濃くなります』
「えっでもキミは･･･」
『私まで戻ってどうするんですか。自分の事は自分でなんとかします』
「わ、わかった！助けが必要になったら呼んでくれ！！」
『･･･････』
助け、ね。
『･･････』
·
ドアの外から声をかけたが返答はなく、水無月はウォーターミシルでドアを吹っ飛ばした
『誰かいますか！！』
部屋に入って見回すと、隅の方で男の子が縮こまって座っていた
『大丈夫？』
「ゴホッゴホッ！！」
(煙を吸いすぎたか)
水無月は、部屋からタオルを拝借して 水でビショビショに濡らし、男の子の口元に押し当てた
『それで口と鼻押さえといて、とにかく急いで ここから･･･』
出ないと。
口を動かしながら、男の子の手を握り 玄関に足を進めた
＿＿ガシャアアアアン！！！
すると、水無月の後ろで天井の一部が落下した
『･･････』
そして、水無月の足は止まる。
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るむ(プロフ) - さすがに無理やり過ぎませんか？こんな性格悪過ぎ女好かれないと思います…口調も男みたいですし、嫌われ女なら分かりますが、好かれてるのは分かりません。どこが良いんですかね…？ (2023年4月17日 22時) (
レス) @page44 id: fe9b123905 (このIDを非表示/違反報告)
サボり日和 - めちゃくちゃ面白いです！！一気読みしちゃいました！物間君との試験のところとか、仮免試験のときの水無月ちゃんがかっこよすぎて……！！アニメや漫画で見てみたすぎる！応援してます！お体には気を付けて更新頑張って下さい！！ (2022年4月5日 13時) (レス) @page49 id: 88c73e1f71 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 怜さん» 嬉しいコメントをありがとうございます！こちらこそ、よろしくお願い致します (2021年10月3日 1時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - ナッツさん» ありがとうございます！！とても嬉しいです！これからも、よろしくお願い致します (2021年10月3日 1時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 轟くんと夢主ちゃんの小説を探しててたまたま見つけたんですが、すごく面白くて一気読みしてしまいました…！これからも更新楽しみにしています🙌🏻 (2021年10月2日 12時) (レス) id: 3b2a90c584 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2021年9月17日 18時
