第834話 ページ43
▽緑谷side
夏休み前
A組の皆でショッピングモールへ行こうって話になった時
「あ、じゃあさ!明日休みだしテスト明けだし･･･ってことで、A組みんなで買い物行こうよ!」
「おお良い!何気にそういうの初じゃね!?おい、水無月!お前も来るよな!」
『明日は用事』
上鳴くんの誘いを、水無月さんは断った
そして翌日、僕は出先で死柄木と出会って
そこにマスティマも現れた
それで彼女は、翌日の学校で･･･
『マスティマってどんな奴だったの?』
僕の顔をしっかり見据えて、そう聞いた。
きっと水無月さんは僕の返事だけでなく、僕の表情や無意識の仕草から、僕がマスティマの正体に気付いてないかを確かめようとしていたんだ
思い返すと
林間合宿の時、敵連合の奴はこう言った
「───彼らなら、俺のマジックで貰っちゃったよ」
"彼ら"
「こいつぁヒーロー側にいるべき人材じゃねえ。もっと輝ける舞台へ俺たちが連れてくよ」
「返せ!!」
「返せ?妙な話だぜ･･･"爆豪くん達"は誰のモノでもねえ
"彼ら"は"彼ら"自身のモノだぞ!!エゴイストめ!!」
あの時は、全く気にも留めなかったけど
「元々エンターテイナーでね。悪い癖さ
"常闇くんは"アドリブで貰っちゃったよ───」
予定外に攫われかけたのは、常闇くんだけ
「何故、Aまで!!」
「･･････あぁ、彼女ね。水無月Aも･･･そうだね
アドリブで貰っちゃったよ
彼女 別嬪だよね。マジックショーの助手にはピッタリだよ
それに常々、彼女の強力なあの個性と類まれなる戦闘センスも素晴らしいと感じていたんですよ。だから貰いました。はい」
あの取って付けたような理由も、今思えば可笑しいだろ
洸汰くんの事を相談した時も
「その子がさ、ヒーロー･･･いや、"個性"ありきの超人社会そのものを嫌ってて、僕は何もその子の為になるような事言えなくてさ」
水無月さんは何て言った？
『私はその子みたいに"ヒーロー"にも"超人社会"ってのにも特に不満を抱いた事はないからね』
あの時の水無月さんは、どんな顔をしていたんだっけ？
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結衣(プロフ) - 救いはあるのですよね？？？？ (4月27日 17時) (
レス) @page50 id: e25d5229fc (このIDを非表示/違反報告)
Sana(プロフ) - 更新ありがとうございますー！もうほんと！面白くて大好きです！これからも応援してま〜す！ (4月26日 19時) (レス) id: 3115c6fd91 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - 好きです！！！まじで！！！！この小説が好きすぎて頭から離れません！綾林檎さんのペースで頑張って下さい (4月26日 17時) (レス) id: 0f2e86f85b (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - めっちゃ面白すぎます！！！更新楽しみにしてます！！！ (4月26日 15時) (レス) id: 8f7b32c140 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - めっちゃ面白いです！展開が最高すぎます！これからのストーリーが楽しみです！ (4月25日 23時) (レス) @page45 id: 875ab28994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2024年2月7日 9時
