第752話 ページ10
「起きろ」
「起きるんじゃ死柄木」
「･･････あ･･･？」
死柄木は目覚めた。
「よく眠っておったのう。そんなに眠らんでも、これから嫌という程 眠るというのに」
研究室のような、手術室のような真っ白な空間。死柄木はこれから″力″を得る。ドクター殻木が準備するまでの時間、暇だった死柄木は･･･積み重なった疲労もあって眠っていた
「あークソ、目ェ覚ましちまった」
死柄木は後頭部をポリポリ掻きながら立ち上がって、体をグッと上に伸ばした
「良い夢でも見とったのか」
「･･･まあ」
「さてはマスティマの夢じゃな」
「よく分かったな、ドクター」
「分かるわい」
「さて、死柄木よ」
「先の戦いでお前さんの"個性"は花開いた。今や触れたもののみならず、連なるもの全てを破壊する。お前は破壊の権化と成り果てた･･･聞くが、これ以上の力を何故 望む」
「そりゃくれるって言われたら頂くよ。確かに小細工はもう必要無くなった。でも･･･この力が無敵かと聞かれりゃあ
ハゲ社長を見ろよ、今も立派に生きてるぜ。この手を見ろよ、フル一回でこれだ。奴らが何人いると思う？
俺はもうヒーローを侮らない。持てる全てでオールマイトの残滓どもを粉にする･･･次で最後にする」
「相手の嫌がる事に全力か！師が師なら弟子も弟子じゃな！この研究は元々 AFOの為に進めていたものじゃ
世代を経るごとに混ざり、より複雑に、より曖昧に、より強く、膨張していく"個性"。容量の膨らむ速度に身体の進化が間に合わず、いずれコントロールを失う
ワシはその概念を″個性特異点″と呼んだ」
「その話 長くなる？」
死柄木は再び、太い管が大量に繋がれた椅子に座り直した
「まるでクリスマス前の子供じゃな！」
「そうさ。夢と希望に満ち溢れてんだよ」
「これから4ヶ月、地獄の苦しみが続く。乗り越えた時、全てはお前の掌の上となる。あのワン･フォー･オールすらもな」
「ワン･フォー･オール？」
「AFOが欲した全ての内で、思い通りにならなかった
「ふーん」
「にしても･･･4ヶ月、地獄の苦しみかあ」
「ドクター」
「なんじゃ」
「アイツ、まだ？」
「マスティマか？」
「決まってンだろ」
「お前さんもせっかちじゃの〜。安心せい、奴はこっちに帰ってくる準備をしとるんじゃ」
「･･･準備？」
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りんご - やばすぎる、、、水無月ちゃんマジでわかんないよぉ！！！ひとつ前の話でめっちゃドキドキしてたのに急に不穏、、。更新待ってます切実に！！！！ (2月3日 16時) (
レス) @page50 id: 74b2d2c40a (このIDを非表示/違反報告)
あめみや - …………え？ちょ、理解がぁぁぁ！！！追いつかないです…。楽しみすぎて大好きです！ (1月31日 18時) (レス) @page50 id: c175c601fa (このIDを非表示/違反報告)
みみ - ほんとに激アツ展開すぎて、、おもろすぎる笑笑続きが気になりすぎて毎日このページを開いてます！更新待ってます！ (1月30日 5時) (レス) id: d76e5356db (このIDを非表示/違反報告)
tr. - 驚きすぎて事実を受け止めきれない…読みながらどういうことだよ…！？ってなってしまった、流石に続きが気になりますよこれは…！！ (1月28日 18時) (レス) @page50 id: f75fa0a2e7 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 一体どういう事なんだ！？！？続きが気になりすぎます､､､！！！ (1月28日 5時) (レス) @page50 id: 3d02d57991 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2023年9月9日 0時
