第747話 ページ5
「オリオンさーん！」
一人の男が慌てた様子でオリオンに駆け寄ってくる
「彼は･･･？」
「スクイーラー、うちの事務所のサイドキックさ。かなり便利な"個性"を持った、俺の頼もしい右腕さ」
スクイーラーという名のサイドキックは、スマートフォンを片手に息を切らして現れた。
「アクエリアスが現場を片付けて事務所に戻ってきたらしいです」
「おぉ！さすが仕事はえー」
「アクエリアスから伝言です！
″いつまでパトロール行ってんだ。早く戻ってこないと一生パトロールしかできない体にしてやるぞ″っと」
(((･･･こっわ)))
「あははっ物騒な子っスね」
「そーなんだよツンデレでさぁ。じゃっ！俺は歩く事しかできなくなる前に帰りまーす」
「また飲みに行きましょーねー、オリオンさーん！」
「おうっ、またなホークス！」
最後まで呑気なホークスとオリオンであった。
「で！？貴様は何の用だったんだホークス！」
いいかげん我慢の限界が近いエンデヴァーに、ホークスはケラケラ笑う
「用ってほどでもないんですけど･･･エンデヴァーさん、この本読みました？」
タイトルは「異能解放戦線」。
「いやね！知ってます？最近エラい勢いで伸びてるんスよ。泥花市の市民抗戦で更に注目されてて！」
エンデヴァーは訝しげに眉を顰めた
「これは昔の手記ですが、今を予見してるんです！例えばコレ！「限られた者にのみ自由を与えれば、その皺寄せは──･･･」
ホークスは、恐ろしく饒舌だった。
「時間なければ 俺マーカー引いといたんで、そこだけでも！」
「おい、ホークス」
「デストロが目指したのは究極のあれですよ。自己責任で完結する社会！時代に合ってる！」
「何を言ってる･･･」
「そうなればエンデヴァーさん、俺たちも暇になるでしょ！」
黙り込んでしまったエンデヴァー
(なんだ この違和感は･･･なんだ その面は)
半ば押し付けられる形で本を受け取った
「NO.2が推す本！僕も読んでみよう。あの速さの秘訣が隠されてるかも･･･」
緑谷の言葉にホークスは敏感に反応。懐から同じ本を大量に取り出した
「そんな君の為に持ってきてました！」
「用意が凄い！」
ホークスは持ち前の速すぎるスピードで、緑谷･爆豪･轟に同じ本を手渡したのだった
「この本が大好きなんですね･･･こんなに持ってるなんて」
「布教用だと思うよ轟くん」
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りんご - やばすぎる、、、水無月ちゃんマジでわかんないよぉ！！！ひとつ前の話でめっちゃドキドキしてたのに急に不穏、、。更新待ってます切実に！！！！ (2月3日 16時) (
レス) @page50 id: 74b2d2c40a (このIDを非表示/違反報告)
あめみや - …………え？ちょ、理解がぁぁぁ！！！追いつかないです…。楽しみすぎて大好きです！ (1月31日 18時) (レス) @page50 id: c175c601fa (このIDを非表示/違反報告)
みみ - ほんとに激アツ展開すぎて、、おもろすぎる笑笑続きが気になりすぎて毎日このページを開いてます！更新待ってます！ (1月30日 5時) (レス) id: d76e5356db (このIDを非表示/違反報告)
tr. - 驚きすぎて事実を受け止めきれない…読みながらどういうことだよ…！？ってなってしまった、流石に続きが気になりますよこれは…！！ (1月28日 18時) (レス) @page50 id: f75fa0a2e7 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 一体どういう事なんだ！？！？続きが気になりすぎます､､､！！！ (1月28日 5時) (レス) @page50 id: 3d02d57991 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2023年9月9日 0時
