第779話「新学期」 ページ37
冬休みはあっという間に過ぎ
3学期の始業式を迎えた。
怒涛の1年次も気付けばもう残り3ヶ月となった
「明けましておめでとう諸君！」
1年A組では委員長である飯田が黒板前で話していた
「今日の授業は実践報告会だ。冬休みの間に得た成果･課題等を共有する。さぁ皆、スーツを纏い グラウンドαへ！」
.
「お茶子ちゃん、コスチューム変えたねえ！」
葉隠透の陽気な声が、女子更衣室に響き渡る
「うわ！これ重っ！！」
耳郎響香が麗日お茶子のコスチュームを持ち上げて驚いた
「ワイヤー入っとる。私の"個性"なら、重さはハンデにならんから」
芦戸三奈が、麗日の腰部分に付けるアイテムを持った
「麗日〜コッチは何が･･･」
すると、その中から何かがポロリと落ちた。
「あー！！」
麗日は大慌て。A組女子の視線が、落ちた物に集中した
「これって･･･」
落ちた物は、「オールマイトの人形」だった。
クリスマスのプレゼント交換で、麗日が緑谷から貰った可愛らしい人形である。そう･･･
「やはり！！♡」
「違うの芦戸ちゃん！」
麗日が否定してもキャーキャーとはしゃぎ続ける芦戸に、麗日は再度「本当に違うんだ」と笑って否定する
「これは、しまっとくの」
麗日の笑顔に曇りはない。以前まで抱えていた心のモヤモヤは、水無月に恋心を打ち明けた日を境に落ち着いていったのだった
ヒーローコスに着替えた女子一同は、グラウンドαに向かっていた
「それにしても、水無月が新学期早々 休みなんてね〜」
芦戸が寂しそうに呟いた
「朝から体調良くないんだってね」
「水無月って、何気に体調崩しやすい？」
「そういえば、入学してすぐの頃も体調不良で休んでたよね」
「あー、轟と喧嘩騒動 起こした次の日ね」
「大丈夫かなぁ、心配だね」
「うん」
グラウンドαに到着すると、そこで待っていたのは＿＿＿。
「わ〜た〜が〜し〜機だ！！」
綿菓子機をグルグル回すオールマイトだった
「あれ？相澤先生は？」
「ヘイガイズ。私の渾身のギャグを受け流すこと水の如し」
A組のスルースキルは、この10ヵ月で上がっていた。
「相澤くんは本当、今さっき急用ができてしまってね。今日の実践報告会は私が見る事になった！皆、インターンでの経過を見せてくれ
さあ、早速 始めていこうか！」
「「はい！！」」
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りんご - やばすぎる、、、水無月ちゃんマジでわかんないよぉ！！！ひとつ前の話でめっちゃドキドキしてたのに急に不穏、、。更新待ってます切実に！！！！ (2月3日 16時) (
レス) @page50 id: 74b2d2c40a (このIDを非表示/違反報告)
あめみや - …………え？ちょ、理解がぁぁぁ！！！追いつかないです…。楽しみすぎて大好きです！ (1月31日 18時) (レス) @page50 id: c175c601fa (このIDを非表示/違反報告)
みみ - ほんとに激アツ展開すぎて、、おもろすぎる笑笑続きが気になりすぎて毎日このページを開いてます！更新待ってます！ (1月30日 5時) (レス) id: d76e5356db (このIDを非表示/違反報告)
tr. - 驚きすぎて事実を受け止めきれない…読みながらどういうことだよ…！？ってなってしまった、流石に続きが気になりますよこれは…！！ (1月28日 18時) (レス) @page50 id: f75fa0a2e7 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 一体どういう事なんだ！？！？続きが気になりすぎます､､､！！！ (1月28日 5時) (レス) @page50 id: 3d02d57991 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2023年9月9日 0時
