第746話 ページ4
「親戚のよしみで来てくれたんだと〜」
その飄々とした声に、視線が集まる。
「オリオンさん！！」
「緑谷くんに轟くん、久しぶりだね〜」
災害救助を専門とするプロヒーロー オリオン。本名 水無月
ホークスは納得したように頷いた
「あー！そういえばオリオンさんも水無月家でしたね」
「ホークスーっ！お前ひっさびさだなぁ〜！」
「はぁい！お久しぶりっス〜」
「あのぉ〜･･･オリオンさん」
「ん？どした、緑谷くん」
仲良さげにホークスと握手を交わしていたオリオンは、人当たりの良さそうな笑顔を向ける
「水無月さんは、一緒じゃないんですか･･･？」
「あー･･･Aには、うちのサイドキックを連れて他の地域で起こった事件にあたってもらってる。最近 俺の管轄下で妙な事件が起こっててね」
「妙な事件？」
「そ。俺が無理言ってAに来てもらったのも、それが理由なんだ
･･･先月、俺のヒーロー事務所がある周辺や その隣接地域で、パトロール中のヒーローが襲撃を受けたり、路地裏でチンピラが襲われたりする事件が多発した。幸い一般人に被害は出てないし、被害にあった全員が軽傷で済んでる。事件を起こした敵達の逮捕も進んでる･････だけど
その敵達を動かしているであろう黒幕には、なかなか辿り着けなくてな」
「へぇ、黒幕がいるんスか？」
ホークスの黄色がかったゴーグルが妖しく光る
「あぁ。それらの事件を起こした敵達は皆、2年前にマスティマっていう敵によって壊滅させられた敵組織の人間だった。しかも･･･全員が消息不明とされていた連中だった」
「マスティマ･･･！連合の」
緑谷は夏休み前にショッピングモールで死柄木と接触した際、黒いフードに黒い悪魔のような羽根を待った敵がいた事を思い出した
「待て。その手口･･･焦凍達の仮免許補講で現れた敵共の時と同じじゃないか」
「そうなんです。うちは知っての通り、
まァそれは建前で。Aに来て欲しかっただけなんですけどね」
悪びれもなく暴露したオリオンに、轟は溜息をつく
「A、怒ってましたよ」
「だよね〜」
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りんご - やばすぎる、、、水無月ちゃんマジでわかんないよぉ！！！ひとつ前の話でめっちゃドキドキしてたのに急に不穏、、。更新待ってます切実に！！！！ (2月3日 16時) (
レス) @page50 id: 74b2d2c40a (このIDを非表示/違反報告)
あめみや - …………え？ちょ、理解がぁぁぁ！！！追いつかないです…。楽しみすぎて大好きです！ (1月31日 18時) (レス) @page50 id: c175c601fa (このIDを非表示/違反報告)
みみ - ほんとに激アツ展開すぎて、、おもろすぎる笑笑続きが気になりすぎて毎日このページを開いてます！更新待ってます！ (1月30日 5時) (レス) id: d76e5356db (このIDを非表示/違反報告)
tr. - 驚きすぎて事実を受け止めきれない…読みながらどういうことだよ…！？ってなってしまった、流石に続きが気になりますよこれは…！！ (1月28日 18時) (レス) @page50 id: f75fa0a2e7 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 一体どういう事なんだ！？！？続きが気になりすぎます､､､！！！ (1月28日 5時) (レス) @page50 id: 3d02d57991 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2023年9月9日 0時
