第770話 ページ28
「それでも顔を出してくれるのは、冬美と冷の為だろう？
冬美は･･･あの子は"家族"に強い憧れを持ってる･･･俺が･･･壊したからだ。戻れる･･･やり直せると浮き足立つ姉さんの気持ちを
「･･･」
夏雄の脳裏に、緑谷の言葉が過ぎる
エンデヴァーはこう続けた
「お前も優しいんだ」＿＿＿＿＿と。
準備をしているのかもしれない
轟 焦凍も、夏雄も。
「俺を許さなくていい」
「許してほしいんじゃない。償いたいんだ」
夏雄の涙は止まらなかった。
「体の良いこと･･･言うなよ！姉ちゃん すごく嬉しそうでさぁ･･･！でもっ･･･！アンタの顔を見てると･･･思い出しちまうっ
何でこっちが能動的に変わらなきゃいけねんだよ！償うって、アンタに何ができるんだよ！！」
「考えてる事がある」
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"！！！！」
エンディングの苦痛の叫びが響き渡る。
「やめろォオオオオ！！エンデヴァァアア！！！何だ その姿はぁあああ！！やめてくれぇ！猛々しく 傲慢な火！！眩ゆい光！俺の希望がぁあ やめろぉ！！消えちまうぅ違うやめろぉおお！！あ"あ"あ"あ"！！！」
泣き叫ぶエンディングの声に紛れて
パトカーのサイレンが遠くから聞こえてくる
「警察だ！良かった･･･！」
「誰かが通報してくれてたんだな」
緑谷と轟が顔を見合わせる。
.
狂った男の叫び声が響く路地裏で
腕を組んで壁に凭れ掛かる一つの影
「･･･荼毘が仕組んだのか」
着用していた黒いパーカーにスマホをしまい、目深に被っていたフードの先を摘んで下に引っ張った
そして背中から悪魔のような羽根を広げた影は
そのまま闇夜の中に消えていった
.
.
エンデヴァーは緑谷達を学校へ送ると
夏雄を連れて 家に戻り、冬美と話をした。
お前は母さんが安心して帰れる家を作ろうとしてくれてる
もう大丈夫だ
二人の交通の便を考慮した土地に新しく家を建てる
そこで母さんを迎えてあげてくれ
「お父さんは･･･？」
「ここに残る。」
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りんご - やばすぎる、、、水無月ちゃんマジでわかんないよぉ！！！ひとつ前の話でめっちゃドキドキしてたのに急に不穏、、。更新待ってます切実に！！！！ (2月3日 16時) (
レス) @page50 id: 74b2d2c40a (このIDを非表示/違反報告)
あめみや - …………え？ちょ、理解がぁぁぁ！！！追いつかないです…。楽しみすぎて大好きです！ (1月31日 18時) (レス) @page50 id: c175c601fa (このIDを非表示/違反報告)
みみ - ほんとに激アツ展開すぎて、、おもろすぎる笑笑続きが気になりすぎて毎日このページを開いてます！更新待ってます！ (1月30日 5時) (レス) id: d76e5356db (このIDを非表示/違反報告)
tr. - 驚きすぎて事実を受け止めきれない…読みながらどういうことだよ…！？ってなってしまった、流石に続きが気になりますよこれは…！！ (1月28日 18時) (レス) @page50 id: f75fa0a2e7 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 一体どういう事なんだ！？！？続きが気になりすぎます､､､！！！ (1月28日 5時) (レス) @page50 id: 3d02d57991 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2023年9月9日 0時
