第767話 ページ25
「ご馳走様でした！」
「四川麻婆のレシピ教えろや」
礼儀正しく頭を下げた緑谷に、ふてぶてしくも料理を気に入った様子の爆豪。緑谷達はこれからエンデヴァーの車で雄英まで帰るのだ
「学校のお話 聞くつもりだったのに、ごめんなさいね」
「冬美
･･･───ありがとう。」
車に乗り込もうとしたエンデヴァーが、見送る娘にそう声を掛けた。
「･･････緑谷くん」
冬美は その柔らかな両手で、緑谷の手を包み込んだ
「焦凍とお友達になってくれて ありがとう」
「そんな･･･こちらこそ･･･です！」
緑谷は嬉しそうに笑い、轟は照れ臭そうに頬をかいていた
.
「貴様らには早く力をつけてもらう。今後は週末に加え･･･コマをズラせるなら平日最低2日は働いてもらう」
助手席で腕を組むエンデヴァーに、後部座席に座っている緑谷･轟･爆豪。爆豪は二人と並んで座るのが余程嫌なのか窓を開けて、頭を外に出していた
「前回、Aや切島達もそんな感じだったな」
「期末の予習もやらなきゃ･･･轟くん、今度 英語教えて」
「あぁいいぞ。
そういや･･･前回もよく切島がAに勉強見てもらってたな、二人で」
「そうだったね！
水無月さんも、送ってもらえば良かったのにね」
「結局 先に出て行っちまったな」
「NO.1なら もっとデケェ車用意してくれよ！！」
車の窓から顔を出して、ワンワン吠える爆豪
「ハイヤーに文句言う高校生かー！！エンデヴァー、アンタいつから こんなジャリンコ乗せるようになったんだい！！」
「頂点に立たされてからだ」
「ケエ────！！立場が人を変えるってェやつかい！！」
このアグレッシブな運転手は、車田。ヒーロー専属のハイヤーで、エンデヴァーと専属契約している凄腕の運転手なのだ
すると、走行する車の先に妙な人影が見えた。
「良い家に住んでるな！エンデヴァー！！」
その人影は、車道の白線を操り 待ち構えていた。
「夏兄！！」
白線の男は、先程 帰宅して行ったはずの轟夏雄を人質にエンデヴァーの名を呼んだ
「彼を離せ！！」
真っ先に車から飛び出したのは、いつも通りエンデヴァー
「俺を憶えているかエンデヴァー！！」
楽しそうに狂ったように叫ぶ白線男と対峙したエンデヴァーは、過去の記憶を甦らせる
「7年前･･･！暴行犯で取り押さえた･･･敵名を自称していた」
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りんご - やばすぎる、、、水無月ちゃんマジでわかんないよぉ！！！ひとつ前の話でめっちゃドキドキしてたのに急に不穏、、。更新待ってます切実に！！！！ (2月3日 16時) (
レス) @page50 id: 74b2d2c40a (このIDを非表示/違反報告)
あめみや - …………え？ちょ、理解がぁぁぁ！！！追いつかないです…。楽しみすぎて大好きです！ (1月31日 18時) (レス) @page50 id: c175c601fa (このIDを非表示/違反報告)
みみ - ほんとに激アツ展開すぎて、、おもろすぎる笑笑続きが気になりすぎて毎日このページを開いてます！更新待ってます！ (1月30日 5時) (レス) id: d76e5356db (このIDを非表示/違反報告)
tr. - 驚きすぎて事実を受け止めきれない…読みながらどういうことだよ…！？ってなってしまった、流石に続きが気になりますよこれは…！！ (1月28日 18時) (レス) @page50 id: f75fa0a2e7 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 一体どういう事なんだ！？！？続きが気になりすぎます､､､！！！ (1月28日 5時) (レス) @page50 id: 3d02d57991 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2023年9月9日 0時
