第764話 ページ22
夕食を終えた面々は、妙な空気のまま
後片付けをしていた。
「･･････えっと、エンデヴァー･･･食器は･･･」
食べ終えた食器をキッチンまで運んできた緑谷と爆豪。黙々と洗い物をするエンデヴァーが、緑谷達に親指で置き場所を指示した
『･･･』
エンデヴァーの横では、水無月が 洗い終わった食器に手をかざし、水気を全て吸い取って乾かしていた
.
緑谷と爆豪は、残りの食器を回収すべく
轟と冬美のいる部屋に戻っていた。
「(水無月さんの"個性"って、あんなふうに使う事もできるんだ･･･器用だなぁ)
･･･──ていうか。
かっちゃんも 知ってたんだ。その･･･轟くん
「は？テメーらが体育祭ン時、俺のいる所で話してたんだろうが」
「聞いてたの！？」
「つーかよ〜･･･ッ」
爆豪は顔を険しくさせて唸った
.
「手伝わせちゃって悪いなぁ」
「手伝わせない方が緑谷達に悪い」
誰もいなくなった和室で、轟と冬美は軽い会話を交わしながら片付けをしている
「･･･私だって、夏みたいな気持ちが無いわけじゃないんだ･･････でも･･･チャンスが訪れてるんだよ･･･」
冬美は、静かに顔を上げた
「焦凍はお父さんの事どう思ってるの？」
「･･･」
轟はそう聞かれて、考えた。
.
ごめんなさい焦凍!!!
ああっなんてことを
あああなんてことを!!!
.
「･･･この火傷は、親父から受けたものだと思ってる」
そして、一つ 一つ･･･ゆっくりと、自分の心を吐露していく
「お母さんは堪えて堪えて･･･溢れてしまったんだ。お母さんを蝕んだアイツを、そう簡単に許せない･･･
でもさ、お母さん自身が今･･･乗り越えようとしてるんだ。
正直･･･自分でも わからない
親父をどう思えばいいのか。まだ･･･見えちゃいない」
「客招くならセンシティブなとこ見せんなや！！まだ洗いもんあんだろが！！」
部屋の出入口から怒鳴り散らした爆豪
「ああ！いけない！ごめんなさい つい･･･！」
「晩飯とか言われたら感じ良いのかと思うわフツー！四川麻婆が台無しだっつの！」
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りんご - やばすぎる、、、水無月ちゃんマジでわかんないよぉ！！！ひとつ前の話でめっちゃドキドキしてたのに急に不穏、、。更新待ってます切実に！！！！ (2月3日 16時) (
レス) @page50 id: 74b2d2c40a (このIDを非表示/違反報告)
あめみや - …………え？ちょ、理解がぁぁぁ！！！追いつかないです…。楽しみすぎて大好きです！ (1月31日 18時) (レス) @page50 id: c175c601fa (このIDを非表示/違反報告)
みみ - ほんとに激アツ展開すぎて、、おもろすぎる笑笑続きが気になりすぎて毎日このページを開いてます！更新待ってます！ (1月30日 5時) (レス) id: d76e5356db (このIDを非表示/違反報告)
tr. - 驚きすぎて事実を受け止めきれない…読みながらどういうことだよ…！？ってなってしまった、流石に続きが気になりますよこれは…！！ (1月28日 18時) (レス) @page50 id: f75fa0a2e7 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 一体どういう事なんだ！？！？続きが気になりすぎます､､､！！！ (1月28日 5時) (レス) @page50 id: 3d02d57991 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2023年9月9日 0時
