第661話 ページ19
「確かに！水無月がいれば百人力だー！」
「けどAちゃんは病み上がりみたいなもんやし･･･あんまり無理はさせん方がええんちゃうかなぁ」
『･･･』
水無月は檻の上から飛び降りる
『特に問題はないんだが･･･この眼帯は今日まで つけとけって言われてるから、視界は狭いままなんだ』
「けど、今まで問題なさそうだったじゃねーかぁ」
『今回は相手に物間がいるからな。どんなに僅かな弱点でも、見つければ遠慮なく突いてくる。そういう奴だ、油断はできない』
「マジかぁ････やっぱオイラの「モギモギ グレープ畑作戦」でいこうぜ！」
「誰も引っ掛んないよ。とにかく！先に見つけて罠にハメる！これね！」
「その囮役に僕が！！」
軽いウォーミングアップを終えた緑谷が地面に着地した
『アンタ大丈夫なの？"個性"が変って言ってたろ』
「うん！全然何ともないや、いつも通り！ただ･･･あの4セット目を見せられたら、向こうは僕と水無月さんを警戒すると思う･･･！
水無月さんに無理はさせれないし、僕がいつも以上に動かなきゃ」
『(別に、そんな気にしてもらわなくて構わないんだが)』
「大丈夫かよー･･･お前ら頼りだぜ？」
「大丈夫！絶対勝てる」
緑谷はグッグッと、拳を握っては開くを繰り返す。
(違和感はない･･･かっちゃんに あんな発破をかけられて、情けないとこは見せられない！！)
『････』
水無月は少し妙な、どこか不安を感じるような、嫌な予感に、胸をざわつかせていた
『ねえ』
「「「？」」」
『私に考えがある』
.
«第5セット目！本日最後だ！準備はいいか！？最後まで気を抜かずに頑張れよー！！»
───
─
先頭に緑谷が立ち、最後尾を水無月が守りつつ突き進んでいくA組チーム
その様子を、クラスメイト達はモニター越しに見守っている
「緑谷くん達のフォーメーション、第4セットの爆豪くん達と似てるな」
飯田の言葉に、瀬呂が同意する
「ただ耳郎みたいな索敵係がいない分、俺らよりも慎重に動かないと すぐやられそう」
「そうだね･･･さっきみたいに誘い出して位置特定するんなら、緑谷が爆豪以上の働きをしなきゃだね」
「水無月も左目塞がってて視界悪いし･･･そもそも術後だから、あんまり無理できないんじゃないかなぁ」
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七子(プロフ) - 初コメ失礼します、読み返しするほどこの小説大好きです！コメントのついでなんですが、16へシリーズになっていないのと691話と692話が非公開になっているかもしれません…ご確認お願いします🙇🏻♀️ (6月8日 1時) (
レス) id: 749c6d74de (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 愛さん» 嬉しいコメントをありがとうございます！とても励みになります。これからも、こちらの小説をよろしくお願いします。 (2023年3月25日 2時) (レス) @page48 id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - 林檎さんの書く小説はその世界に引き込まれるし、文章の並べ方とかも読みやすくて最高です！これからも頑張ってください‼︎ (2023年3月5日 23時) (レス) id: 1a3d2f7a81 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 猫さん» 待っていて下さり、こちらこそ本当に嬉しいです。これからも不定期更新ですが、よろしくお願い致します。 (2023年3月5日 21時) (レス) @page37 id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 久しぶりの新しい話！！超！！うれしいです。これからも頑張ってください！ (2023年2月15日 17時) (レス) @page28 id: e05d791220 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2022年12月6日 18時
