第660話 ページ18
「きゃあっ！オリオンじゃーん！」
ヒーロー科、一部の女性陣から黄色い悲鳴が上がる
「どもども〜」
ヘラヘラするオリオンに、相澤が声を掛ける
「水無月のお守りにしては遅い到着だな」
「俺は普通に空港から来たので。いやぁ全くビックリしたっスよ！Aのヤツ、空港まで待てないとか言って雄英上空に到達した途端スカイダイビング決め込みやがって」
『何しに来たの』
水無月の声は普段より低く、冷たさを帯びていた
「何ってー」
『ついてくるなって言ったはずだけど』
鋭い眼光と、彼女が放つ恐ろしい殺気に肌がピリつく
『アンタの役目はもう終わったの。今回は書類上、保護者
「そうだろうけど俺は」
『そもそも今回の件だって、お前の名前さえあれば、お前本人はいらなかったのに･･･ノコノコついてきやがって。鬱陶しいんだよ。用無し雑魚ヒーローはさっさと帰れよ』
「「「･･････」」」
(･･･うっ)
(((うっわ────･･･)))
その場の空気は一瞬にして氷点下まで下がり、全員を凍りつかせた
「お、おい水無月･･･さすがに言い過ぎ･･･」
切島の言葉には耳を貸さず、水無月はスタンバイに向かった。チームメイトの緑谷達もオリオンの顔色を伺いながら、彼女の後を追う
「えっと･･･オ、オリオンさん･･･あの･･･水無月、なんか急に機嫌悪くなったみたいで･･･」
「ん？あー･･･ははっ、気にしなくて良いよ。病院からここに向かう途中、余計な事 言っちまったみたいで」
「何を言ったんですか？」
「んーまあー、アイツがムカつくような事？」
「いやだから、その内容を聞いてるんですけど」
「とりあえず相澤さん！邪魔はしないんで見学させてもらって良いっスかー？」
「････勝手にしろ」
.
.
「とりあえず心操でいんだよな。不安なってきた、洗脳されたくねーよ」
「あんまそこだけに捉われんよーにね。向こうは姿見せなくても、どっから来るか 分かんない攻撃が揃っとるもん」
檻前に辿り着いたA組チーム
「浮かす！」「溶かす！」「くっつける！」
「不利なんだよなー･･･待てないし攻めれんし」
「けどこっちには最強の推薦入学者、我らが水無月がついてんだぜ！なー、水無月！」
『？』
檻の上には、先に辿り着いていた水無月が足を組んで座っていた
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七子(プロフ) - 初コメ失礼します、読み返しするほどこの小説大好きです！コメントのついでなんですが、16へシリーズになっていないのと691話と692話が非公開になっているかもしれません…ご確認お願いします🙇🏻♀️ (6月8日 1時) (
レス) id: 749c6d74de (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 愛さん» 嬉しいコメントをありがとうございます！とても励みになります。これからも、こちらの小説をよろしくお願いします。 (2023年3月25日 2時) (レス) @page48 id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - 林檎さんの書く小説はその世界に引き込まれるし、文章の並べ方とかも読みやすくて最高です！これからも頑張ってください‼︎ (2023年3月5日 23時) (レス) id: 1a3d2f7a81 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 猫さん» 待っていて下さり、こちらこそ本当に嬉しいです。これからも不定期更新ですが、よろしくお願い致します。 (2023年3月5日 21時) (レス) @page37 id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 久しぶりの新しい話！！超！！うれしいです。これからも頑張ってください！ (2023年2月15日 17時) (レス) @page28 id: e05d791220 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2022年12月6日 18時
