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『お前ら、性格悪いぞ』
「Aに言われる日が来るとはな」
『オイ、どういう意味だコラ』
水無月は 後ろ手を拘束されたまま、背後の轟を睨む
『･･･』
未だに、凍り付いた自身の手首を掴んでいる轟の手を見下ろす
『あぁーあ残念。捕まっちゃった』
「？」
わざとらしく演技がかった台詞を吐く水無月を、轟は不審な目で見下ろす
『捕まったなら』
水無月はニヤッと笑う
碧眼が妖しく光り、川の水が動いた
『最後の大暴れだ！！』
ドォオオオオオン！！！！
あちこちで水が竜巻のように巻き上げられ、川は大氾濫を起こす手前だった
「峰田ちゃん、これは まずいわ」
「ヤベエ、ヤベエよ･･･ゼッテー水無月だ」
橋の上で顔を青くしていた峰田と蛙吹。その後ろで通形ミリオが「ワ───」と言って、直立のまま背中から川にダイブ
「「通形せんぱぁぁあい！！？」」
「アンタ！絶対わざとだろー！」
蛙吹と峰田は、通形を救ける為 すぐさま動き出す
「バッ、お前！」
水無月を拘束していた轟は、片手で動きを封じたまま 彼女の目を片手で覆い隠した
水を操る為に必要な手と目が塞がれた。川の水は、見る見るうちに 落ち着きを取り戻していく･･･───。
────
──
「アッハハハ助かったんだよね！ありがとうね〜」
「なんとか引き上げれた」
「川の氾濫も落ち着いたわね･･･轟ちゃん達が何とかしてくれたのかしら」
「とりあえず皆のとこ戻ろうぜ」
「ええ」
通形ミリオを無事救出した蛙吹と峰田は、他の皆がいる場所へ戻ってきた。するとそこは 少し騒がしい。誰かが口論しているようだった
「お前、目ェ使うなってリカバリーガールに言われてただろ！」
『そーだっけ？』
「悪化したらどうすんだ！」
『あーうっさいわね！お前には関係』
「またお前は そうやって･･･！」
「「･･････」」
ビショ濡れになって人質(通形ミリオ)を救出してきた峰田の目に映ったのは＿＿＿＿轟が水無月の背後から手を回して、目を隠してる姿だった
「････ィ･･･イッ･･･」
「イチャついてんじゃねぇぇえ！！チクショウがぁぁああ！！」
「？」
『は？』
血涙を流し詰め寄る峰田に、轟と水無月は首を傾げる
「人が苦労して戻ってきたっていうのに テメェらときたらァーッ、キャッキャウフフとよォ！！」
『お前 目どうなってんだ？』
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綾林檎 - つゆりさん» 嬉しいコメントをありがとうございます！続編でも、どうぞよろしくお願い致します (2022年12月6日 19時) (
レス) id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 瑠璃さん» コメントありがとうございます！良いコンビですよね (2022年12月6日 19時) (レス) id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 脳筋(笑)さん» コメントありがとうございます！続編でもよろしくお願い致します (2022年12月6日 19時) (レス) id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
つゆり(プロフ) - 更新ありがとうございます！初期づきちゃんと初期ろきくんのくだり面白かったです！続編でも強くて可愛い水無月ちゃんを応援させていただきます！！！ (2022年12月1日 18時) (レス) @page50 id: 15b7003481 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！水無月ちゃんと天喰先輩の組み合わせ大好きです！！ (2022年11月29日 22時) (レス) @page39 id: 995eaca907 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2022年9月6日 0時
