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「黒影！！！」
『太陽の下での貴様など、恐るるに足らん！』
幾度となく襲いかかってきた黒影を、水無月は全て躱し、川の水を凄まじい勢いでぶつけて 戦闘不能にさせた
「常闇君！！」
「マジかぁ、常闇までやられたぞ！！」
因みに、青山･砂藤は既にダウン。今は轟･飯田･峰田に蛙吹で彼女に対抗していた。当然、峰田と蛙吹が隙を見て 通形ミリオを保護しようとしてる事など、彼女には見破られている
皆より一歩前に出てきたのは轟と飯田だ。
「全くお前は･･･敵にまわすと厄介だな」
「だが勝たせてもらうよ、水無月くん！」
『やってみろ』
轟が氷結と炎で水無月を攻撃した。水無月はそれを難なく避ける
『(コイツ･･･ハナから私に当てる気ないな、ムカつく！本っ当に甘っちょろい！！)』
動きを制限させる事が目的である轟の攻撃を躱しつつ、水無月は視界の端で 峰田と蛙吹が橋の方へ向かっている事に気付いた
『そう簡単に、人質は渡さない･･･！』
矛先を峰田達の方に向けた水無月だったが、目の前に現れた飯田に道を塞がれる
『！』
そして、尚も しつこく繰り出される炎と氷を手間を取られ、峰田と蛙吹を逃がしてしまった
『お前ら･･･ッ』
水無月の表情に、苛立ちが混じった
『いいわ。アンタ達を先に･･･』
·
＿＿＿バッシャアアアン！！！
「「『！！』」」
「峰田ちゃん！！！」
人が水に落ちる音と共に、蛙吹の焦った声が耳に入った
「どうした！？」
「峰田ちゃんが足を滑らせて！」
「何だって！？」
『バッ──･･･』
水無月は焦った顔で 川の方に目を向け、水を操ろうと手を伸ばした
「そうだよな」
真後ろから聞こえた声に、水無月はハッとする
「お前の言う通り」
『！』
僅かに気を取られた隙をついて、轟が水無月の背後を取っていた
「ヒーローは、人命救助を優先させちまうもんだよな」
『しまっ･･･！』
轟によって両手を掴まれた水無月は、そのまま後ろ手にされた状態で、手首を凍らされる
『このっ･･･！』
体を水化できる水無月は、縄や手錠では拘束できない。彼女を捕える事ができるのは、水をも凍らせる轟のみだった
水無月は手首を凍らされた為、その部分の水化はできない。つまり＿＿＿
「っしゃー！水無月 確保！」
大はしゃぎする ビショ濡れの峰田を見て、水無月は肩を落とした
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綾林檎 - つゆりさん» 嬉しいコメントをありがとうございます！続編でも、どうぞよろしくお願い致します (2022年12月6日 19時) (
レス) id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 瑠璃さん» コメントありがとうございます！良いコンビですよね (2022年12月6日 19時) (レス) id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 脳筋(笑)さん» コメントありがとうございます！続編でもよろしくお願い致します (2022年12月6日 19時) (レス) id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
つゆり(プロフ) - 更新ありがとうございます！初期づきちゃんと初期ろきくんのくだり面白かったです！続編でも強くて可愛い水無月ちゃんを応援させていただきます！！！ (2022年12月1日 18時) (レス) @page50 id: 15b7003481 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！水無月ちゃんと天喰先輩の組み合わせ大好きです！！ (2022年11月29日 22時) (レス) @page39 id: 995eaca907 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2022年9月6日 0時
