第216話 ページ29
物間side
「････み･･･な･･･づき」
『･･････』
瓦礫を退け、踏みしめる音が聞こえると、水無月は僕に向けていた鋭い目を 背後に向けて、歩き出した
『物間。お前は 隙を見て脱出ゲートに向かえ･･･逃げたきゃ逃げればいいよ』
「･･･ッ」
「長々と話してたな」
『待っててくれたんですね。そりゃどーも』
･
･
･
＿＿ドカァァァァァァン！！！
水無月のウォーターアローと、音本の薙刀がぶつかる
それを皮切りに、2人の戦いが始まった。
「･･･っ」
激しい交戦音を聞きながら、僕は 腰を抜かしたまま見ている事しかできない。
圧倒的 実力差のある敵に、何度倒されても立ち上がり、
「･･･ッな･･･んで」
何でそんなに･･･立ち向かえるんだ。
何でそんなに･･･強くいられるんだよ。
僕は･･･──
(僕は、こんな簡単に･･････挫けてしまったのに)
･
▽水無月side
＿＿ドォォォォンッ！！
私の体は、再び建物に吹っ飛ばされた。
『･･･はぁッ･･･はぁッ･･･(全然、間合いに入れない)』
コイツ･･･厄介だ。
デカい
私の攻撃が、全く当たらない。動きを止められない。
(
近距離戦闘は無謀だ。
あのバカ長い薙刀が危なくて しょうがない
容易には近寄れない。動きも止めれない。攻撃は当たらない
『･･････チッ。(さぁて、どうするか)』
頭から流れる血を、腕で拭う
(･･････けど)
･････それでも･･
"[条件達成 最初のチームは･･･──]"
"[轟･八百万チーム!]"
『･････それでも絶対･･･勝ってみせる』
負けてなんか いられない･･!
チャリ･･･──ッ
好戦的に笑うAの耳元で、シルバーのフープイヤリングが揺れていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1313人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
綾林檎 - エルスさん» 光栄過ぎるお言葉、ありがとうございます！！本当に嬉しいです！ありがとうございます！！ (2021年7月13日 21時) (
レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
エルス(プロフ) - 更新きた！ありがとうございます！物間とのペアが最高や！音本さんの個性もすごい！水無月ちゃんが個性のこと話すと悲しくて泣いた！！いつも頑張ったなぁ水無月は。こんな素敵なキャラクターと作品を書いてありがとうございます！待ってます！頑張ってください！！ (2021年7月12日 3時) (レス) id: ac1370201a (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 荊都さん» 水無月ちゃんとの相性に注目です！笑 コメントありがとうございます！！ (2021年7月11日 0時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - エルスさん» ありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しい限りです！！ (2021年7月10日 23時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - リノさん» 光栄過ぎるお言葉、嬉しいです！頑張りますね、ありがとうございます！！ (2021年7月10日 23時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：綾林檎 | 作成日時：2021年6月20日 3時
