第209話 ページ22
「･･･物間くん･･･一体･･」
リカバリーガールの出張保健所にて、演習試験をクリアした緑谷は、他のA組みんなの試験を見学していた
音声はない為、内容は聞こえないが
どこかヒステリックな面立ちで 水無月に詰め寄る物間を、モニター越しに見ていた。
「･･････」
耳元のイヤホンから 彼らの声を聞いているリカバリーガールは、静かに二人を見守った。
＊
「･･････」
轟＆八百万チームの試験を終えた相澤も、別室のモニターから彼らの試験を見ていた
そして、職員会議での校長の言葉を思い出す。
───
─
「この音本という男･･･校長の友人なんですよね。大丈夫なんですか？
教員免許を剥奪されたって･･･結構不安なんですが」
校長は静かに口を開いた。
「彼は･･･ここからずっと離れた所にある高校で、ヒーロー情報学を教えていた。他の教師や 生徒からの人望も厚く、信念のある立派な先生だったよ」
だけど
「彼の････──
「弟？」
「そう。
彼の弟が･･･とある
「･･････」
「[親族に裏社会の人間がいた]
･････ヒーロー公安委員会は、そんな男にヒーローを志す少年少女達を任せていいのかと 議論になったそうだ･･････そして結果、音本くんは教員免許を剥奪された」
･･････不運な方だ。
「彼は公安を恨んだりしなかった。仕方が無い事だと･･･受け止めていたよ。
けれど、それでも･･･
それでも 彼の情熱は抑えきれなかったんだろうね
諦めきれなかったんだろうね。ヒーローを目指す子らを導き、守る･･･教師という仕事を」
何とも言えない、気持ちになった。
うまい言葉が見つからなくて 黙ってしまう
「"お願いだ。最後に もう一度だけ･･･生徒を指導をさせてほしい"
･･････前々から、そう頼まれていたのさ」
─
───
「･････････」
さぁ、水無月。お前は･･･どうする？
･
･
･
水無月達を探し歩く音本は、静かに口角を上げ 笑った
「そろそろ･･･効果が現れ始めた頃かな」
音本
【個性:真実吐き】
一定の時間、口を開けば本音しか話せなくなる
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綾林檎 - エルスさん» 光栄過ぎるお言葉、ありがとうございます！！本当に嬉しいです！ありがとうございます！！ (2021年7月13日 21時) (
レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
エルス(プロフ) - 更新きた！ありがとうございます！物間とのペアが最高や！音本さんの個性もすごい！水無月ちゃんが個性のこと話すと悲しくて泣いた！！いつも頑張ったなぁ水無月は。こんな素敵なキャラクターと作品を書いてありがとうございます！待ってます！頑張ってください！！ (2021年7月12日 3時) (レス) id: ac1370201a (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 荊都さん» 水無月ちゃんとの相性に注目です！笑 コメントありがとうございます！！ (2021年7月11日 0時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - エルスさん» ありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しい限りです！！ (2021年7月10日 23時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - リノさん» 光栄過ぎるお言葉、嬉しいです！頑張りますね、ありがとうございます！！ (2021年7月10日 23時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2021年6月20日 3時
