第203話 ページ16
「･･･うっ･･････うるさい」
物間の目に、暗い色が落ちたのをAはわかった
『･･･お前、どうし』
[皆 位置についたね!!]
アナウンスが入って、Aの声は遮られた
[それじゃあ今から、1年A組演習試験をスタートするよ！！レディィイイ･･･ーゴォッ！！！]
【1年A組 演習試験 開始!!!】
『──･･･ッ！ 伏せろ！！』
「うっ！？」
Aは物間の頭を掴んで、無理やり下に下げさせた。その瞬間 二人の頭があった場所に薙刀が振り切られた
「な、なんだ？！」
『そりゃあ･･･』
Aは冷や汗を流しつつ、口角を上げた
『
土煙の中から姿を見せたのは、敵役の音本。
「1年A組19番 水無月A･･･なるほど、良い動きだ。
"個性"は水。遠距離戦、接近戦共に申し分なし･･･"個性"も強力、肉弾戦も頭一つ抜けている。
なるほど、事前にイレイザーから 貰った情報通りのスペックらしい
だがヒーローとなりたいならば それだけでは･････足らんッ！！」
ブォン！
再び、大きく横に振り切られた大きな薙刀
Aは物間の首根っこを掴んで、後ろにジャンプして避ける
『物騒な奴』
「･･･ふん」
睨み合う、音本と水無月。
(え──･･･ッは･･･！？)
そして、ただ ただ茫然とする物間
音本は、再び薙刀を構え直す。
「ヒーローたり得ぬと判断した場合、体を潰そう」
「･･･っ(速すぎて･･･何も見えなかった･･･！！)」
『さァーて･･･どう戦いましょうか』
黒い笑みで舌なめずりをする水無月は、どう考えもヒーロー志望には見えない
＊ ＊ ＊ ＊ ＊
相澤side
「女の子を慮るのは立派だが、もう少し話し合っても良かったんじゃないか？」
捕縛布で轟を電線に縛り上げて八百万を追うと、轟がやられた事を悟った八百万が逆走を始めた
(判断を委ねに行ったな)
八百万は 体育祭以降 自信喪失が見てとれる
轟と自分を比べて勝手に"格上"と決定づけて、自分の考えに自信を持てなくなった･･･ってとこか
その時 ふと頭に思い浮かんだのは、今 水無月とペアを組んでる物間。
奴といい 八百万も、精神的には まだまだ15の子ども
取り戻させてやりたいが、それは
(･･････頼んだぞ)
轟、水無月。
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綾林檎 - エルスさん» 光栄過ぎるお言葉、ありがとうございます！！本当に嬉しいです！ありがとうございます！！ (2021年7月13日 21時) (
レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
エルス(プロフ) - 更新きた！ありがとうございます！物間とのペアが最高や！音本さんの個性もすごい！水無月ちゃんが個性のこと話すと悲しくて泣いた！！いつも頑張ったなぁ水無月は。こんな素敵なキャラクターと作品を書いてありがとうございます！待ってます！頑張ってください！！ (2021年7月12日 3時) (レス) id: ac1370201a (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 荊都さん» 水無月ちゃんとの相性に注目です！笑 コメントありがとうございます！！ (2021年7月11日 0時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - エルスさん» ありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しい限りです！！ (2021年7月10日 23時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - リノさん» 光栄過ぎるお言葉、嬉しいです！頑張りますね、ありがとうございます！！ (2021年7月10日 23時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2021年6月20日 3時
