第202話 ページ15
「制限時間は30分。お前達の目的は「このハンドカフスを私に掛ける」or「どちらか一人がこのステージから脱出する」ことだ」
「･･･逃げても･･･いい」
俯き気味に呟いた物間を、音本は鋭い目で見下ろした
「これはいつも授業でやってるような戦闘訓練とは訳が違うからな･･･相手は圧倒的 実力差のある敵だ。
俺を本物の
そして
そこは、お前達の判断力に委ねられるな」
『(････戦うより、逃げて応援を呼んだ方が賢明･･･か)』
Aの脳裏に蘇ったのは、緑谷、轟、飯田と共にヒーロー殺しと戦った時の記憶だ
「だが、このままでは逃げの一択に走る軟弱者が溢れかえるだろう。そこで我々は この
「サポート科に作ってもらった"超圧縮おもり"だ
我々は、自分達の体重の約半分の重量を 手足に装着する。動き辛く、体力も削られるから良いハンデだろう」
(ルールは
『･･･理解しました』
「説明は以上だ。
お前達はステージ中央からのスタートだ、もう行け」
＿＿＿
＿
『･･････はぁ、最ッ･･･悪！』
Aはヤンキー座りで不貞腐れていた。
そこから少し離れた所で、物間は腕を組んで立っている
「それはコッチの台詞だ。何で僕が君なんかと組まなきゃいけないんだよ
水無月、君 一人でやりなよ」
『んじゃ帰ればー』
「いや、どうせだから利用させてもらおう･･･これで君が合格すれば、自動的に僕も･･･だろ？」
『それはどうかしら。そんな事 先生達からは一言も明言されてないし、私としては厄介者は必要ないんだけど』
「厄介者は君の方だろ この性悪女！！この間の事、僕は忘れてないからな！！」
『あら、何の事？』
Aは悪女の笑みで嘲笑い、物間を見上げると
物間は奥歯をかみ締めた。
「僕を頭からズブ濡れにしただろ！」
『あらぁ♡そうだっけぇ？』
『だいたい、演習試験を失格した分際で何様なの？私の恩恵でもう一度チャンスを頂けた事に感謝するのが、アンタの筋じゃなぁ〜い？』
「ッ！！」
さっきまでギャンギャン水無月に噛み付いていたハズの物間が、突然 口を噤んだ
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綾林檎 - エルスさん» 光栄過ぎるお言葉、ありがとうございます！！本当に嬉しいです！ありがとうございます！！ (2021年7月13日 21時) (
レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
エルス(プロフ) - 更新きた！ありがとうございます！物間とのペアが最高や！音本さんの個性もすごい！水無月ちゃんが個性のこと話すと悲しくて泣いた！！いつも頑張ったなぁ水無月は。こんな素敵なキャラクターと作品を書いてありがとうございます！待ってます！頑張ってください！！ (2021年7月12日 3時) (レス) id: ac1370201a (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 荊都さん» 水無月ちゃんとの相性に注目です！笑 コメントありがとうございます！！ (2021年7月11日 0時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - エルスさん» ありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しい限りです！！ (2021年7月10日 23時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - リノさん» 光栄過ぎるお言葉、嬉しいです！頑張りますね、ありがとうございます！！ (2021年7月10日 23時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2021年6月20日 3時
