第199話 ページ12
「水無月も一見 申し分無いように思えますが、体育祭以前までの彼女は、俺としては一番の問題児でした
危惧していたのは"ヒーロー精神の欠落"です。」
「･･･ヒーロー精神の欠落･･」
言葉を復唱するミッドナイト
「入学して2日で同じ推薦入学者だった轟と喧嘩騒動を起こしたのは、皆さん周知の上だと思います
あの事件の発端となったのは、
"名誉と名声さえ貰えれば、誰がどこで野垂れ死にしようと関係ない"
「水無月の思考は、極めて危険です
彼女ほど強力な力を持っていながら、ヒーローとして一番大切なはずのソレが欠けていた事を問題と考えていました」
ミッドナイトは、確かに･･･と頷いた。
「頭の回る
失礼だが、勧誘されて敵側に回った彼女の悪役面は容易に想像できる。
「ですが、近頃 水無月には変化が見え始めています」
相澤の言葉に、ミッドナイトは再び頷いた
「確かに！刺々しいオーラが無くなったわよね。轟くんとも最近は仲良くなったしっ青春だわぁ〜」
「アイツは元々、折れない志と闘志を持っています
あの喧嘩騒動で轟に負けた時も、アイツは自分が劣っていると ちゃんと受け入れていました。そういう奴は、これからもっと強くなるはずです」
「なので今回、水無月に関しては「ヒーローとして、一人の人間としての行動」を見ます」
根津「･･････なら丁度 打って付けの人がいるよ。水無月さんの対戦相手は、僕に任せて」
「･････？
では、校長にお願いします」
「イレイザー。B組のチームも決めなきゃなんないんだから、早く進めてくれ」
「あぁ、わかってるよブラド」
相澤は、他の生徒達のチームも決めていった。
＿＿＿
＿
日は瞬く間に過ぎ去り、生徒達は筆記試験を終えた。
赤点を危ぶまれた上鳴や芦戸らも 八百万の尽力で無事、筆記テストを回避。
そして水無月達は とうとう演習試験を迎える事となる。
「それじゃあ演習試験を始めていく」
担任 相澤の前には、コスチュームに身を包んだA組生徒達。彼らは今、この広大な雄英の敷地を移動する為のバス停前にいた。
「この試験でも、勿論 赤点はある。林間合宿行きたけりゃ みっともねえヘマはするなよ」
『･････妙ね
(ロボットとの実践演習にしては 教師が多いわ)』
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綾林檎 - エルスさん» 光栄過ぎるお言葉、ありがとうございます！！本当に嬉しいです！ありがとうございます！！ (2021年7月13日 21時) (
レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
エルス(プロフ) - 更新きた！ありがとうございます！物間とのペアが最高や！音本さんの個性もすごい！水無月ちゃんが個性のこと話すと悲しくて泣いた！！いつも頑張ったなぁ水無月は。こんな素敵なキャラクターと作品を書いてありがとうございます！待ってます！頑張ってください！！ (2021年7月12日 3時) (レス) id: ac1370201a (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 荊都さん» 水無月ちゃんとの相性に注目です！笑 コメントありがとうございます！！ (2021年7月11日 0時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - エルスさん» ありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しい限りです！！ (2021年7月10日 23時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - リノさん» 光栄過ぎるお言葉、嬉しいです！頑張りますね、ありがとうございます！！ (2021年7月10日 23時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2021年6月20日 3時
