「俺たちのヒーローアカデミア」2 (ページ30)

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第75話ページ30

「ど、どういうことだ･･･？とにかく轟くん！しっかりしたまえ危なかったぞ！！」

飯田の叱咤に、轟は堂々巡りしていた思考を振り切り

目の前の戦いに意識を戻した。

[そろそろ時間だ！カウントダウンいくぜ！！]

BOOOM!!!

爆豪チームもが氷の壁を突き破って突っ込んできた

[ 10! ]

爆豪は、1000万のハチマキが轟の手にあると瞬時に察知すると───矛先を轟に向けて爆破で飛び込む。

[ 9! ]

『ッ！！』

「ァア"！！？」

するとAが爆豪に向かって飛び蹴りをかまし

彼の妨害をした。

[ 7! ]

「ッこの･･･水女ァ！！！」

『──ッ！！』

爆豪はAの額にあったハチマキを力押しで奪い取った

『このヤロ･･･！』

力勝負という男女の差で負けたAは、殺気だった目で爆豪を睨みつけた

[ 6! ]

「水無月！！」

鉄哲の呼び声と同時に、塩崎のツルがAを騎馬に連れ戻した。

「取られたのか！！！」
『すまない！！』

「･･････え」

鉄哲らB組3人は、吃驚した顔でAを見たが

彼女は目の前の爆豪を見据えていて気付かなかった

[ 5! ]

「死ねぇええええ！！！！」

水無月チームのハチマキを持たない方の手を振り上げた

『───！』

眼前に迫る爆豪の手

『(爆破がくる！！)』

[ 4! ]

『(いや構わない。

爆破が来たタイミングで、アイツの上を小回りで避ければ、ハチマキも取り返せる。スピードと柔軟性は私の方が格上だ)』

Aは、水を噴射させる為、手を下に向けた

『(勝つ！！全ては兄さんの為に！！！)』

[ 3! ]

『ウォータ──･･･！(今だ！ここで避けて)』

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『(避ける？)』

すぐ目の前には、爆豪の手が迫っているにも関わらず、Aは突如スッキリした頭で思考がまわった。

『(このまま、避けたら───･･･)』

Aはハッと

瞳孔の開いた目で、鉄哲達に視線を向けた

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･

BOOOOOOM!!!!!

[TIME UP!!]

試合終了の合図と同時に

爆発音と共に撒き散らされた───･･･水。