私じゃだめ？

覚悟 ページ6

先生「んじゃ、入学式お疲れ様〜！最後の一年間よろしく！」

「よろしくお願いしまーす！」

七瀬「･･･」

今日は生徒会ないから帰れる〜！

幸せだよ･･･

仕事出来ないのは残念ですけど

葵「ねっ、七瀬さん」

七瀬「？」

新「学校案内してもら・・・・・・」

「葵くんーー！！」////////

「新くんー！！」///////

「私が案内してあげるよ！」

「いや私が！」

葵「えっと･･･」

新「･･･俺会長がいいんだけど」

女子の動きがピタッと止まる

七瀬「？」

今なんて言ったんだろう・・・

取り巻きのせいで聞こえない

「Aは今日、塾でしょ？」

七瀬「？私塾行ってないんだけど･･･」

なんか、一気に女子のきつい視線がこっちに･･･

さくら「A！帰るよ！」

葵「！」

新「あ」

七瀬「さくら･･･！？どうしたの？」

さくら「話は後。とりあえず校門出よう」

言っている意味がよく分からず、私はたださくらについていくだけだった

葵「あー!今日収録の日だよ、新」

新「あったか？そんなの」

葵「あったよ！というわけでごめんね！明日話そう！」

葵は鞄を持って、新の手をひき、教室を出て行く

新「･･･追うの？」

葵「うん･･･」







七瀬「はあ･･･疲れた」

さくらは息を整えず、荒い声でAを怒鳴る

さくら「バカなの！？あーいうときはその場から退散するのよ！それが常識！！」

常識ではないけど･･･

七瀬「退散しないと、駄目？」

さくら「駄目！特にAは！」

七瀬「･･･？」

さくら「Aは、男子にもてるし、会う男すべておとしてきたでしょう･･･！」

そうなの？

さくら「だから!駄目！葵くんと新くんとはあまり喋らない方がいい！」

七瀬「！」

さくら「ていうか、話しかけようとしても取り巻きに邪魔されると思う。私もだから」

七瀬「酷い･･･！」

さくら「仕方ないよ･･･。距離置いておかないと、何されるかわかったもんじゃない」

七瀬「っ、そう、だよね･･･」

アイドルと一般人じゃ、つりあわなさすぎて

関わっても

お互い後悔するだけ、だもんね

七瀬「さくらの言う通りだね。･･･ありがとう！頑張る！」

さくら「うん！」

七瀬「でもいいの？皐月くんのこと好きなんでしょ？」

さくら「うん･･･無理だからいいの！」

七瀬「そんな･･･！」

さくら「クレープ食べに行こう！」

七瀬「･･･うん！」

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