雄英生徒が恋をして【轟焦凍】 (ページ11)

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10．ページ11

轟side

今、何があった？

俺は確か最後に氷でAを外に突き飛ばしたはず…

そんな俺の前には、いたずらっぽい笑みで核に触れているAと、

俺が出した氷に掴まっているA、

その二人がいる、現実にはあり得ない状況が広がっている。

轟「分身…?」

「違うよ。正確には幻影って奴かな」

そう言って向こうを見やるとソレは消えた。

「君の個性はどうやら氷と炎みたいだからね

氷の方を利用させてもらったよ

氷は解かせば水にも霧にもなるからね

君が出した氷の影で氷を少し蒸発させ、その蒸気で私を隠しつつ、幻影を作ったのさ

まあようするに、『目くらまし』だね」

轟「そういう事か…」

オ『二人とも、戻って来なさい!!!講評だ!!』

「あ、戻ろー」

さっきまでと打って変わった顔。

轟「さっき…「うん?」

あんな事して…悪かった」

「え?別に全然平気だよ？」

轟「そうか、ありがとう」

そう言ってAの頭を撫でた。

「ふぇ!!?」

　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
少し赤くなったAの顔を見つめながら。

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室霧 A

個性:1，『大気中の水分を操る』

空気中や水たまりなどのあらゆる場所からみずを利用できる。

水蒸気として幻影を作ったり、自らの姿を隠すなど、工夫可能。

しかしジュースやお茶などは操れない。

水分が周りにない時は体内の水分を使うので、使いすぎると脱水症状を起こす。

2．『？？？』目に関係している。