18 ページ19
Aside
『わっ!』
「…なんだ、Aかよ」
柱の影から脅かしてみるも、なぁんかイマイチなリアクション
『うん遅かったね』
「あぁ、ちょっとな」
…いっつもこういうことは教えてくれないんだよね新一
『さぁて、これからどうしますかねぇ』
「まずは爆弾探さねぇとな」
けどその前に、と私の腕をグイッと引っ張ってきた。
『わっ!ちょっと、なに!?』
「おめー、オレに隠してることあるだろ?」
『…へ?』
なんでバレ………あ
快斗だ。
やっぱり見られてた…?
『…ごめん、』
そう答えるとはぁ…と深いため息をついた。
「…体は大丈夫か?」
コクンと頷くとなぜか頭を撫でられた。
「何かあったらすぐに言えよ?」
『うん、ありがと…』
新一と手分けして爆弾を探すも、見つかったのは、先ほど子供たちが見つけた燃料タンクの二箇所のみ。
『見つかったのはこの二つだけ…しかも、肝心の細菌をばら撒いた場所にはなかったし』
「なぜだ…?どうして肝心の細菌をばら撒いた場所には仕掛け直さなかったんだ?」
ケースを開けようとした矢先、新一のスマホが鳴った。
『いいよ、私が出る_____もしもーし?』
“こら工藤っ!…ってなんや、Aか?”
出てみると相手はやっぱり服部くん。後ろには和葉がいるらしく…
“Aなん!?アタシにも代わってや〜平次!”
とゴタゴタし始めた。
「相手は服部かー?」
『ピンポーン。でもなんか服部くん怒ってたよ?』
「やべ、かけ直すっていったまま忘れてた」
貸してくれ と言われ、新一にスマホを手渡すと服部くんと話し始めた。
なら私は爆弾処理でもしちゃおっと〜
どっちからやろっかなぁなんて呑気に考えていると、新一が声を荒げた。
『どしたの?』
「犯人がネットに飛行船のことを流したおかげで大阪中がパニックになっちまった…!」
“ 電車の駅は、大阪から西へ逃げる人間で超満員や。銀行の行員や警備員もみーんな避難させられとるらしいから、強盗するんやったら今やな”
たしかに。怪盗にとったら好都合ですね…
“それはやめた方がいいですよ。今はどこもセキュリティが万全ですから”
「セキュリティ……?」
えぇ…誰?
今の声、子供だよね?
「おい」
突然、新一の肩に手が置かれ、振り返ると快斗がいた。
「面白いもんが見えるぞ」
「わりぃ、またかける!」
これはかけないやつだね…
149人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マシュマロもち。(プロフ) - 藍梨さん» ありがとうございます……!!!気づかなくて申し訳ないです、、、温かいお言葉頂けて本当に嬉しいです…!ぜひ沈黙の15分も見てくださいね♪ (2022年7月9日 16時) (レス) id: 6968a06f94 (このIDを非表示/違反報告)
藍梨(プロフ) - すっごく面白いです!この作品に引き込まれるように読んでしまいました! (2021年8月22日 8時) (レス) id: 42bd1ecc91 (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロもち。(プロフ) - 暖かいコメントありがとうございます…!!!楽しみに待っていてください!更新頑張ります!!! (2021年5月9日 17時) (レス) id: 6968a06f94 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - いったいどうなるの、コナン達や彼女ちゃん達はキッドは犯人は。続きが楽しみです (2021年5月9日 9時) (レス) id: 880104d2f3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:板チョコミント。 | 作成日時:2021年5月1日 0時