【名探偵コナン】別れようと思うんだけど

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それは、彼も例外じゃない。というか、あのゴリライケメンの方が嘘つきだし、隠し事は多い。


『沖矢さんって、本当に大学院生？』



この男も、私に嘘をついていることだって見抜いてる。
それは、
私は弁護士でもあるうえで、人を見抜くのは仕事柄探偵より得意だから。





『まぁ、言い難いんやったら言わないし、追求しませんよ。何が深い理由がありそうですし』





「…………本当に、ホームズのような人ですね。」





『世界一の名探偵と一緒にされるなんて、光栄だわ。でも、私ポアロ派なの。ホームズも好きだけどね？』





「そういう所、好きですよ」





『私も沖矢さんみたいに好きって言ってくれる人は嫌いじゃないで？でもごめんな？私が好きなのは一人だけやから』





完全陥没、そして振られた。しかし、赤井は悪い気はしなかった。
その真っ直ぐな瞳にますます興味が湧く、アイツのように強い女だと笑ってしまった。


彼がこの女性に釘付けになる気持ちがわかる。
この女は、酒のようにハマりそうだ。





「ただいまーCD買えたわ。お？Aおったん？」





『お前何沖矢さんに店番させとんねん。』




「てへぺろ。ヨーコちゃんのCD今日発売やったから」





『25歳やめろそれ。きしょいって』





「てか、沖矢さん終電大丈夫なん？もうこんな時間やけど」





『おい話そらすなや』





時計を見ると11時50分。私はホテルだから時間なんて気にせず飲めるけど、この時間帯だと皆終電に一直線にかけていく。社会人って辛い。出来るなら時間なんて気にせず飲んでいたいが、仕事終わりのこの1杯がたまらんのよなぁ……





「あっ」




「どないしたん？」




「S〇ica切れてました………」




「なにしとんねん」






定期はちゃんと更新しようね。





…………………





あの後沖矢さんのS〇icaが切れてしまったので、女子会(1人男)をしながら朝まで飲んでいた。どうでもいい話が多かったが、佐藤や私は酒を飲んでいたのでほぼゲラ状態だった気がする。

……覚えていないけど。けど沖矢さんは全然酔ってなかった。あの人なんなん？酒強すぎん？





『頭痛っ………やば、もう6時や！佐藤、うちホテル帰るわ！！』




「綺麗にして行くん？」




『まぁな。一応パーティーやし………それに、今日乗り越えたら終わりや。』









…

赤井→酒強い

佐藤→酒強い

A→ちょっとだけ弱い。飲みすぎたら路上でゲロ吐く

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