【名探偵コナン】別れようと思うんだけど

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「話聞いとったんやろ？諦め悪いな、沖矢はんも。」



「もちろん。昔から諦めの悪い男なので」



「あ、でもAのタイプ教えたろか？○○○のデカい男やで」




「…………！！俺だな」




「地声出てるで。」



うっかりしてたと変声期のスイッチを入れて、大学院生沖矢昴の声に戻る。


会話を奥で聞いていたが、彼女はまだ安室透………いや、降谷零君の事を諦めきれていないんだと感じた。

俺は諦めの悪い男だから、もちろん負けるつもりは毛ほどもないが。

佐藤君から借りた恋愛漫画も読んだし、問題は無い。(暇だからって佐藤に借りた)







「沖矢はん、………あたしは、Aに万が一のことがあったらこの店を捨てるわ」





「それは残念ですね、貴方のバーボンが飲めないのは辛いです」




「そうならん為にも、わかっとるやろ？」





店主は強い目で沖矢の目を見て、ある事を頼んだ。
それにあるスナイパーは文句一つも無しに、


「了解」と呟き、店を出た。







「頼んだで」




佐藤はAの事を大切な親友と同時に、守るべき存在だと思っている。だから、沖矢の腕を見込んで彼女を守るために送り出した。


だって約束したから。Aのおかんと、





あの子を守ってと言われたからには佐藤はその約束を果たす。どんな事をしても。







「ふぃ…………柄にもなくしおらしくなったわ。推しのDVDでも見てオタクするか………きゃー！ヨーコちゃんかわええ！！！愛しとうでー！！！」







………





佐藤からLINEでライブ鑑賞してると写真付きでハッピ着てすごい速さ頭とペンラ振ってる佐藤の姿が送られてきた。なにやっとんねんアイツ、キモ。



にしてもパーティーまであと2日か………事務所全体はピリピリしていて皆犯人がまだ捕まっていないし、正体も分からないから怖がっているのだろう。


私はと言うと、毛利探偵が朝から私の警護をしてくれているから私自身はとても助かっている。しかし、毛利探偵の顔が良すぎて私は直視出来ない。


ぎゃああああ目が潰される。顔が良い！！





「ちょっと！期日までに資料をまとめてってお願いしたでしょ！」




「悪かったな！！俺だって他の依頼で忙しいんだよ！」





事務所全体がピリピリしてるせいか、弁護士たちの連携も難しくなってる。これはいかん

仲間割れは先にこちらから崩れる。

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