偽 り 姫 第2章

7 KANON ページ7

ここ最近咲がイラついてる









...あのぐずったら最近何してるのよ







あんたがいなければ私たちの誰かが咲の
おもちゃになるの。










役立ててあげてるのに。




逃げるの？












マネ「...Aだわ。」









栞「...は？」








なつき「なに？」








花音「...」





















マネージャーが見ている雑誌は

売れているアイドルやモデルが多く表紙を飾る

いわば話題の人を集めた雑誌。
















そこでグループでは絶対に着ないような衣装を
纏って、見たことも無い愛らしい笑顔を浮かべる

Aだった。
















栞「...あれ？咲もこの雑誌だったんじゃ？」















栞の一言で

ソファに足を組み爪を磨いていた咲が

雑誌をとりあげる。















咲「...なんでよ。

なんで咲の方が小さいの！？

こんなちっさな記事、こいつにやらせればいいのに！！！」












少なくとも自分の方が沢山載ってると
過信していたのか開くと同時に
顔を赤くして怒り始めた。










それもそうよね。













【 童話のお姫様になってみませんか？

女の子はどんなお姫様にだってなれる

Dreamy MagicA × Sexy Zone 菊地風磨 】
















そんな大きな見出しの横に小さく




いるのか分からないくらいの大きさで




そして特に写りも良くなく写ってるんだもの。
















あいつが居なくなって歯車が狂ってる。

















帰ってきなさいよ














あんたはこのグループに尽くせばいいのよ

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