偽 り 姫 第2章

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真っ暗な周りに1人 白いワンピースのAちゃん 。









俺が車で待ってるなんて思わなかったのか
驚いた顔で俺を見てた 。






その顔すら可愛いよ









俺の眠気ばかり気にして一人で帰るなんて言い出した時には本当に焦ったけど 、
一人で帰すつもりなんて元から一切無い 。

















A「菊池さん 、」







菊「...風磨 。」






A「え？」






菊「もうそろそろ菊池さんって 、辞めて」

















眠気で感覚が麻痺ってるのか 、 言いたかったことが

簡単に出てくる 。













A「...ふぅ...ま」













消えそうな小さな声で俺の名前を呼んでくれた 。












菊「ん？なんて？」








A「...風磨っ 、！」











車の中に響きそう大きな声

耳に残ってすごく自分の名前が特別に思えた

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