偽 り 姫 第2章

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中島さんの車に乗り込んで
菊池さんを見る 。










私達に背を向けて ピースを裏返ししてる。











私なんかの為に

菊池さん

マネージャーさん

中島さん

ありがとうございます 。













中「は〜 、 危なかった 笑

失敗したら風磨に殺されそう 笑」















軽くリスのような前歯を見せて ニコニコ笑う中島さん 。


殺されるなんて ... 風磨さんはそんなに怖い人じゃないのにね 笑






















A「ごめんなさい 。 野田マネージャーが ...」











中「謝らないで ？ 状況の把握も充分にしてるし 。 なにより 風磨のお姫様を救出できたから」









... え？









A「そんな ...お姫様じゃないし 、 菊池さんのお姫様だなんてもってのほかです ...」











中「




塔の上から助け出す王子もいる

永遠の眠りから助け出す王子も 。





今の風磨も 、 そんな無茶な状況から助け出す王子だよ 。」












ヒーローとばかり思ってた 。
でもよく考えたらそうだ 、














中「なにより 、 面倒くさがりの風磨が


あの状況をどうにかしようとするなんて


今までじゃ有り得ないからね」















...どうしよう




その不器用さも含めて




好きかもしれない 。

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